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【フィリーズレビュー】サウンドバリアーが大接戦を制す!
14日、阪神競馬場で行われた第44回フィリーズレビュー(GII・芝1400m)は、渡辺騎手騎乗の9番人気サウンドバリアー(牝3、栗東・安達)がゴール前で鋭く伸びて、5頭による大接戦を制した。ハナ差の2着に1番人気ラナンキュラス、クビ差の3着に5番人気レディアルバローザが入線した。この上位3頭には桜花賞の優先出走権が与えられる。 配当は馬連4,880円、馬単14,430円、3連複11,000円、3連単86,630円 レースは、大方の予想どおりラブミーチャンがペースを握り、先団にはレディアルバローザ、テイラーバートンが追走。好位にラナンキュラス、カレンチャン、後方にサウンドバリアーが位置する展開。直線に入ってもラブミーチャンが逃げ粘っていたが、直線半ばで各馬が殺到してレディアルバローザに先頭を譲る。ゴール前では、内からレディアルバローザ、ラブミーチャンが逃げ粘っていたが、直線半ばで各馬が殺到してニシノモレッタ、ロジフェローズ、ラナンキュラス、サウンドバリアーの5頭の競り合いとなり、ゴール前の伸び脚が良かったサウンドバリアーが大接戦を制して勝利した。 勝利後のインタービューで渡辺騎手が、 「4コーナーで抜群の手応えで立ち回れたので、後は必至に追うことを考えていました。先生からハミ掛かりが良いと聞いていましたので、気をつけて乗りました。スタートセンスも良く、思っていたよりも自分の思うように競馬が出来ました」 と、レースの回顧をコメントした。 初騎乗の渡辺騎手で重賞初制覇となったサウンドバリアー。未勝利で1600mを勝っているように、距離が伸びるのは問題ない。本番でも、このコンビでの活躍が期待される。 なお、地方・笠松競馬所属の2番人気ラブミーチャンは、直線に入ってもしぶとく逃げ粘っていたが、初めての坂に応えて直線半ばで失速し12着に終わった。次走は体調次第にはなるが、3月24日に浦和競馬場で行われる第56回桜花賞(ダ・1600m)を目指す。