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【高松宮記念】有力馬1週前追いレポート
今週末日曜日、中京競馬場のメイン競走は春の短距離王決定戦、GI・高松宮記念が行われる。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! キンシャサノキセキ 前走のオーシャンS(GIII)は、重馬場の中を58キロの斤量を背負い最内から抜け出し、スワンS(GII)→阪神C(GII)→に次ぐ重賞3連勝を決めた。ロスのない競馬で勝ち上がったこともあり、中間は順調に調整されてきた。18日に美浦南Pコースで追い切られ、5F68秒3─53秒2─38秒5─11秒6(馬なり)。前半はゆったりと行きだし、折り合いもスムーズ。上がりからピッチを上げて行き、直線手綱を動かすことなく鋭い伸びを披露。馬体の張りも上々で前走以上の出来。初GI制覇に向け、万全の状態といえるだろう。 アルティマトゥーレ 前走のシルクロードS(GIII)は2番手追走から直線あっさり抜け出して快勝。レース後は宮城県の山元TCへ短期放牧に出され、2月26日に美浦TCに帰厩。その後は十分に乗り込まれてきた。18日に美浦南Pコースで単走で追い切られ、5F64秒8─50秒6─37秒6─12秒6(馬なり)。スピード感満点のアクションで、直線持ったままの手応えで駆けぬけた。状態は前走時を凌いでおり、ラストランを最高の形で迎えられそうだ。 エーシンフォワード 前走の阪急杯(GIII)は最内から鮮やかに抜け出し重賞初制覇を遂げた上がり馬。勢いに乗ってのGI奪取を目指す。18日に栗東坂路で追い切られ、4F51秒3─37秒4─24秒8─12秒3(一杯)。体全体に厚みが出て、逞しく映る。登坂してくる姿も気迫に溢れ、唸って走っている。心身共に本格化を迎えているといってもいいだろう。 サンカルロ 前々走の阪神Cを2着した後、前走の阪急杯で3着。ここ2戦は堅実な末脚で差のない競馬に持ち込んでいる。今回はキャリア初の電撃6F戦になるが、ハマった時の豪脚は不気味以上のもので大外一気のシーンも考えておきたい。18日に主戦の吉田豊騎手が騎乗して美浦坂路で追い切られ、4F53秒6─36秒3─23秒4─11秒5(馬なり)。首を使った迫力のあるフットワークで登坂、終いの切れ味は抜群で、存在感を示した。地力は確実に強化しており、心身共々更にパワーアップしている印象だ。 ファイングレイン 前走のオーシャンSはゴール前馬群の中をこじ開けるように追い込み0秒1差5着。久々にらしさを見せていた。一昨年のこのレースの覇者が復活に向けて、ジワジワと準備を整えている。20日に栗東CWコースで追い切られ、4F52秒3─38秒4─12秒5(馬なり)。ひと叩きされ見違えるほど良くなった。ボリューム感が出て体を大きく見せている。トモの踏み込みも力強くなり、上体が浮くようなところがなくなった。いい頃のデキに戻ったという感じがする。 ビービーガルダン 休養明けの前走の阪急杯は直線粘りを欠いて7着と案外な結果。ひと叩きされての良化度が気になるところ。17日に栗東CWコースで追い切られ、5F66秒5─11秒7(一杯)。一度使われ、凄みや迫力という点は出てきたが、いい頃はもっとドッシリとして重量感に溢れていた。その辺りがまだ本調子には戻り切っていないようだ。最終追い切りでどこまで威圧感を見せてくれるか注目したい。 プレミアムボックス 前走のオーシャンSでは大外から伸びて4着。坂を上がってくる際の勢いはまとめて交わすように思えたが、重馬場で下が緩かった分、末脚が鈍ったようだ。大舞台でも一発ハマれば大駆けの可能性を秘めている。18日に美浦南Wコースで追い切られ、5F70秒1─53秒5─39秒7─13秒3(馬なり)。フットワークを確かめる程度の内容だったが、相変わらず迫力のある馬体で、上々の雰囲気だった。 エイシンタイガー 前走のシルクロードSは持ち味である堅実な走りが見られず8着。中間は短期放牧に出され態勢を整えてきた。3月初旬に栗東TCに帰厩。坂路で乗り込まれ、17日に池添騎手を背に栗東坂路で追い切られ、4F51秒4─37秒0─計不─12秒1(一杯)。併せたイコピコ(古馬オープン)と併入。迫力満点のフットワークで駆けぬけており、前走負けたショックは感じられなかった。一段と筋肉も付いて短距離馬らしい体つきになってきた。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!