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【大阪杯】有力馬1週前追いレポート
今週末の日曜日、阪神競馬場のメイン競走は、天皇賞(春)や宝塚記念への重要なステップレース・大阪杯(GII)が行われる。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! ドリームジャーニー 昨年はサマーグランプリ・宝塚記念、暮れのグランプリ・有馬記念と両GIを制し09年度JRA賞・最優秀4歳以上牡馬を受賞。今季は2月の京都記念(GII)から始動した。12キロの馬体増だったが、太いというより、年を越して更に実が入りボリューム感を増した印象。スローペースの中、中団からレースを進め、直線外から追い込み、メンバー最速の上がり3F33秒3の脚を使い0秒3差3着。59キロを背負ってのもので、今季初戦としては上々の内容だった。レース後は栗東TC近郊のグリーンウッドへ短期放牧に出され、3月16日に栗東TCに帰厩。このレースを目標に順調に調整され、馬体もフックラと見せている。25日に栗東CWコースで追われ、70秒1─12秒2(一杯)。前走時よりも肌ツヤが良く、暖かくなったことで馬体も柔らか味を増している。身のこなしはこれまで以上のもの。ここにきて一段と進歩しているような印象を受ける。 タスカータソルテ 前走の中京記念(GIII)は休み明けながら、好位を追走し、直線外から伸びて0秒2差2着。08年には札幌記念(GII)を制している力量馬で、久々に力のあるところを見せた。中間は放牧には出されず、自厩舎で調整されてきた。25日に松田騎手を背に栗東Pコースで追われ、6F86秒2─11秒7(強め)。併せたロードラテアート(500万下)に先着。ノビノビとしたフットワークで駆けぬけた。前走後さらに馬体が引き締まり、ピンと張り詰めたものが出てきた。ひと叩きした効果は大きいし、落ち着きもある。 サンライズベガ 前走の中京記念(GIII)は、昨秋の朝日チャレンジC(GIII)以来だったが、0秒3差4着と差のない競馬をしていた。中間も順調に調整され、28日に栗東Pコースで追われ、6F78秒6─12秒4(馬なり)。併せたマカリオス(3歳未勝利)と併入した。ひと叩きされたことで、うっすらと血管が浮き出て肌ツヤも良くなり、馬体にボリューム感も出てきた。攻め馬でも背中を使ってダイナミックな動きをしているし、気迫も前面に出して走っている。1週前でここまでハードに追い切るのも珍しいこと。それだけ体調がいいのだろう。ひと叩きされ素晴らしい状態になっている。 テイエムアンコール 前走の中山記念(GII)は、直線大外から追い込んで2着。ひと叩きされ、ガラリ一変のレースぶりを見せた。24日に栗東CWコースで追われ、6F81秒8─12秒4(一杯)。身のこなしが一段と素軽くなっているし、躍動感溢れる動きを見せている。芦毛でこれだけハッキリ良く見せるのだから、よっぽど状態がいいのだろう。乗り手が抑え切れないほどの行きっぷりで気合乗りも抜群。 ベストメンバー 前走の日経新春杯(GII)は、骨折で長期休養明けの競馬で7着。久々で少し行きたがり、直線での余力はなかった。中間は阪神大賞典を視野に調整されていたが、一頓挫あり、ここまで待機した。24日に栗東坂路で追われ、4F53秒5─38秒8─25秒4─12秒7(強め)。ひと叩きされたが、動きに硬さがあり、絶好調時に比べると力強さを欠く動き。復調に手間取っている様子。 ヤマニンキングリー 昨秋のジャパンC(GI)は入線後、鼻出血を発症しており、18着大敗はその影響もあったようだ。一旦放牧に出され、3月中旬から栗東TCで乗り込まれてきた。24日に栗東CWコースで追われ、6F82秒3─12秒6(一杯)。併せたマチカネカミカゼ(1600万下)に先着。まだ本来の動きになく、馬体に緩みがある。張り具合という点では今ひとつの印象でひと叩きが必要だろう。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ! ★気になるあの馬の能力順位は? 究極の予想数値「指数X」はコチラ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!