おしらせ
【高松宮記念】キンシャサノキセキが大接戦を制してG?初V!
28日、中京競馬場で行われた第40回高松宮記念(GI・芝1200m)は、四位洋文騎手騎乗の1番人気キンシャサノキセキ(牡7、美浦・堀)が、上位5頭までがハナ、クビ、クビ、ハナ差という大接戦を制し、悲願のG?初勝利を収めた。勝ち時計は1分8秒6。2着に6番人気ビービーガルダン、3着には3番人気エーシンフォワードが入り、2番人気アルティマトゥーレはスタート直後につまずく不利が響き5着までが精いっぱいだった。 2年前のこの舞台ではクビ差の2着と涙をのんだキンシャサノキセキが、コンマ1秒のなかに5頭が飛び込む激戦を断った。 主導権を握ったセブンシークィーンが前半3ハロンを33秒4で通過するなか、道中は好位6、7番手を追走。鞍上の四位騎手は手綱を抑え、脚をためる。3コーナー過ぎ。馬なりのままポジションを上げ始めると、直線では有力各馬が馬場コンディションのいい外めに進路を求めるなか、馬場のド真ん中を真一文字に伸びる。 残り100m。満を持して先頭に立ったが、そこへ外からビービーガルダン、エーシンフォワードが強襲。さらに馬群の間隙をついたサンカルロと、内を伸びるアルティマトゥーレが襲い掛かる。世紀の大激戦。そのフレーズがふさわしいほど、誰が抜け出しても不思議ではない追い比べ。それでも、最後まで猛追を振り切った。1着から5着までがハナ、クビ、クビ、ハナ??。 「1200mのスペシャリストが集まるG?。簡単には勝たせてはもらえないと分かっていました。最後は馬も脚が上がっていたので、(ビービーガルダンの)安藤さんにかわされているのではと不安ばかりでしたが、馬がなんとか頑張ってくれましたね」 競馬史に残る大接戦を制した愛馬にパートナーの四位騎手は賞賛するばかりだ。これで昨年10月のスワンSから重賞4連勝でのG?戴冠。南半球産馬で半年ほど遅生まれではあるが、7歳にしてついにスプリント界の頂点に立った。長らくエース不在が続いた短距離路線。これからはキンシャサノキセキが引っ張っていく。 勝ったキンシャサノキセキは父フジキセキ、母ケルトシャーンという豪州産馬。四位洋文騎手は98年シンコウフォレスト以来2度目の同レース制覇、管理する堀宣行調教師はこの勝利が嬉しいG?初制覇となった。 配当は馬連2,690円、馬単4,450円、3連複4,230円、3連単23,750円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★競馬記者No.1決定戦「UMAJINグランプリ」開催中! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェック! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強の【ブログ王国】