おしらせ
【ニュージーランドトロフィー】これは本物!サンライズプリンス重賞初制覇
10日、中山競馬場で行われた第11R・ニュージーランドトロフィー(GII、芝1600m)は、横山典弘騎手騎乗の1番人気サンライズプリンス(牡3、栗東・音無)が、出遅れもなんのその。向こう正面で徐々に進出を始め、直線入り口で早くも先頭に立つと、追いすがるダイワバーバリアンに1馬身3/4差をつけ、堂々の押し切り。1分32秒9の好タイムで重賞初制覇を成し遂げた。3着はしぶとく伸びたレト。なお、1着から3着までにはNHKマイルC(5月9日、G?、東京芝1600m)の優先出走権が与えられる。 中山マイル戦の大外枠。さらに、出遅れ…。並の馬ならここで「ジ・エンド」だろう。しかし、この日のヒーロー、サンライズプリンスはひと味もふた味も違った。 内枠から好スタートを切ったツルマルジュピター、ケイアイブリザードに外からコスモセンサーが加わり、激しい先行争いが展開。淀みないペースでレースが進むなか、ダイワバーバリアン、レトは好位4、5番手を進む。そこへ外から一気に進出を開始したのが、出遅れて後方にいるはずのサンライズプリンスだった。 3コーナー過ぎですでに先行集団に取り付くと、直線早々に先頭を走るコスモセンサーを捕らえる。好位で脚をためたダイワバーバリアンが満を持して追い出しにかかるも、その差は詰まるどころか、開がる一方。力強い伸び脚で中山の急坂をクリアすると、そのまま後続に1馬身3/4差をつける圧巻の内容でフィニッシュ。勝ち時計1分32秒9の好時計以上に、大物感あふれる勝ちっぷりだった。 前走のスプリングSでは、出遅れに泣いて4着。皐月賞への切符を逃した。そして今回、またしても出遅れた。しかし、その不利を自らの能力で跳ね除けた。次に狙うのは3歳マイル王の座か、それ以上のビッグタイトルか??素質馬がそろう3歳牡馬勢にまた1頭、大物が誕生した。 勝ったサンライズプリンスは父アグネスタキオン、母メインリーという血統。横山典弘騎手は08年サトノプログレス以来3度目、音無秀孝調教師は初の同レース制覇となった。 配当は馬連740円、馬単1,450円、3連複4,080円、3連単15,660円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!