【マイラーズＣ】マイルで真価発揮！リーチザクラウンが重賞２勝目

　１７日、阪神競馬場で行われた第10Ｒ・マイラーズＣ（ＧII、芝1600ｍ）は、安藤勝己騎手騎乗の３番人気リーチザクラウン（牡４、栗東・橋口）が好位３番手から直線力強く伸びると、インを突いた６番人気トライアンフマーチとの追い比べをクビ差抑えて快勝。待望の重賞２勝目をあげた。３着には５番人気キャプテントゥーレが入り、１番人気に支持されたスマイルジャックは伸びを欠き５着に終わった。 　昨年のダービー２着馬が復活の咆哮をあげた舞台は、芝のマイル戦だった。 　マルカシェンクの出負けを除けば、各馬上々のスタートを切ると、牽制しあう先行勢を尻目に先手を主張したのがシルポート。前半３ハロン３４秒８の淀みないペースのなか、リーチザクラウンは３番手で折り合う。そのすぐ内ではキャプテントゥーレが虎視眈々と進み、好位勢を見る形でスマイルジャックが追走。後方集団ではトライアンフマーチやスマートギアが不気味に脚をためる。 　ハイライトは直線残り200ｍ。先に抜け出していたタマモナイスプレイをめがけて外からリーチザクラウン、内からトライアンフマーチ、さらに馬群を割ってキャプテントゥーレが伸びる。激しい追い比べの末、先頭にゴール板を通過したのはリーチザクラウンだった。 「以前１回乗ったときよりも、大人になりましたね。フットワークは抜群ですし、イメージどおりに乗ることができました」とコンビを組んだ安藤勝己騎手は成長ぶりに目を細める。 　2000ｍ以上ではあと一歩のところで涙をのんできた実力馬が、マイルの舞台で堂々の復活劇。1600ｍ戦はこれで２戦２勝と負け知らず。春のマイル路線は今後、この大物の参戦でさらに加熱することになりそうだ 　勝ったリーチザクラウンは父スペシャルウィーク、母クラウンピースという血統。安藤勝己騎手は06年ダイワメジャー以来２度目、管理する橋口弘次郎調教師は初の同レース制覇となった。 　配当は馬連3,700円、馬単6,210円、３連複8,460円、３連単46,440円。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ！ ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載！　史上最強のブログ王国も要チェックです！