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今週の3歳戦「ここが見どころ」

今週はGIの谷間ながら、オークスに向けての重要な1戦、フローラSが行われる。それでは出走予定馬の陣営コメントを中心にお伝えしていくことにしよう。 サンテミリオン(牝、美浦・古賀慎)陣営は「前走後、1週間ほど短期で放牧に出していた。放牧先での過ごし方が良かったのか、凄くリフレッシュした感じがあるし、帰ってきてからも順調に調整できている。今日はモヤの中だったけど、ウッドでだいたい67秒くらいだと思う。馬なりだったけど、反応が良かったし、前向きに走っていたのは好感。力の出せる態勢に整っているね。前走のフラワーCはスローペースでこの馬の持ち味を活かせなかっただけ。それでも時計は短縮していたし、相手を考えれば非常に評価できる内容だったよ。今回は初めての東京コースになるけど、折り合いに苦労する馬でもないし、開幕週で時計の速い決着でも対応は可能。とにかく権利をとらないとね」と話していた。 ブルーミングアレー(牝、美浦・小島茂)の最終追い切りに自ら乗った小島茂師は「言い方は悪いが、後先考えず現状で最高の調教ができたと思う。こんなに3頭併せをやること自体が珍しいんだ。1週前なんか調教大将だったフリソがついて行けずバテてしまったからね。心肺機能は一段レベルアップしている。アパパネやエイシンフラッシュと好走した事実はあるけど、所詮は1勝馬だからね。オークスにお釣りを残すことなんて考えていない。これで負けたら言い訳せずに納得できる。それくらいピークに仕上げたつもりだよ」と強気だった。 アグネスワルツ(牝、栗東・宮本)の宮本師は「骨折で休養していましたが、桜花賞でも使えないことはなかったですよ。でも、走る馬なので無理せずにここまで待ちました。今まではスピードの違いでハナを切っていましたが、他馬を気にするタイプではないと思うので、番手でも競馬できると思います。デビュー時は何本か追い切らないと時計が出ませんでしたが、今はスッといい時計が出るようになっているので、鉄砲は利くと思います。今回は休み明け、2ハロン延長で初の長距離輸送。課題は多いですが克服して欲しいですね。それだけの能力もあると思っていますから」と話してくれた。 ベストクルーズ(牝、栗東・松田博)の森田助手からは「前走はカイ食いが悪かったし、獣医からも心臓の音が良くないと言われて最悪の状態。最後に伸びを欠いたのは一概に距離とはいえない面もあるからね。それにくらべれば今回は食いもいいし、前走よりは間違いなく走れる状態。追い切りも単走にしては動いていた。今のデキで2000mをこなせるかどうか。ポイントはそこだけだね」とコメント。 マシュケナーダ(牝、栗東・安田)の安田師は「前走は案外だったね。ゴチャつくとあまり良くないタイプで、直線で狭いところに突っ込めなかったようだね。距離は問題ないし、広いコースで展開がバラけてくれれば、巻き返せていいんじゃないかな。あとは長距離輸送で体が減らないこと。何かと注文はつくけど、能力はそれほど見劣らないと思ってますよ」と話していた。 橘Sからはケイアイルーラー(牡、美浦・松山康)。陣営からは「前走もうまく乗っていたら勝ち負けになっていたはず。ちょっと後手を踏んで押して行ったら引っ掛かって直線でも前が詰まるロス。レース後、岩田も失敗したと嘆いていたくらい。まぁ、まともだったら、際どいレースになったと思うよ。この中間も順調に調整できたし、状態面は上向き。落ち着きも出てきたし、長距離輸送も問題ないだろう。東京にも京都にも自己条件はあるけど、オープンの1400mくらいの方が折り合いもつくし、スムーズに競馬ができるはず。ここを勝てばNHKマイルCも視野に入れられるし、何とか勝っておきたいよね」と話が聞けた。 新緑賞からはネオシーサー(牡、美浦・国枝)陣営のコメント。「内田騎手からはいい感触だったと言われた。もう少し体は増えてもらいたいが、以前よりはカイ食いもいいし、少しは増えての出走になると思う。兄はオウケンブルースリだし、距離はこれくらいあっていいはず。まだまだ兄にくらべるのは酷だけど、ここ近走よりは間違いなく状態はいい。この鞍上で新味を見せてもらいたいな」とのこと。 滝桜賞では、新馬戦で出遅れて最後方を追走しながら、直線まとめて差し切るパフォーマンスを披露したカネスデュエル(牡、美浦・根本)。根本師は「新馬戦の勝ちっぷりがよかったように、素質は相当ある。ただ、放牧で休ませたが、まだ脚元が固まりきっていないため、肩の出などが硬くて突っ張った走り。今回は地力に期待したい」と教えてくれた。 平場500万下からも日曜京都6Rをピックアップしておこう。ここはマーガレットSの2着馬エーシンウェズン(牡、栗東・野中)や新馬戦でトゥザグローリーに敗れたあと、未勝利でアッサリと勝ち上がったヘルズキッチン(牝、栗東・坂口則)などがいるが、POG的にはゴールスキー(牡、栗東・池江郎)に注目しているファンも多いだろう。最終追い切りは栗東ポリで一杯に追われ、6F81秒8、終い12秒3という時計をマーク。抜群の動きを見せた前走時の追い切りにくらべれば時計は平凡だが、1週前に時計を出しているし、この馬なりに体調は良さそうだった。

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