おしらせ
【天皇賞・春】第141代天皇賞馬の栄冠はジャガーメイル!
2日、京都競馬場で行われた第10R・天皇賞・春(GI、芝3200m)は、C.ウィリアムズ騎手騎乗の2番人気ジャガーメイル(牡6、美浦・堀)が中団追走から直線鋭く伸びると、先に抜け出していた4番人気マイネルキッツを残り100mでかわし去り、そのまま先頭でゴール。悲願の重賞初タイトルをG?の大舞台で成し遂げた。また、3着には16番人気メイショウドンタクが入り、3連単配当は911,660円の大波乱。1番人気に支持されたフォゲッタブルは直線伸びを欠き、6着に敗れている。 勝ったジャガーメイルは父ジャングルポケット、母ハヤベニコマチ。近親に92年の最優秀4歳以上牝馬に輝いたイクノディクタスなどがいる血統。鞍上のC.ウィリアムズ騎手、管理する堀宣之調教師ともに同レース初勝利。なお、堀調教師はキンシャサノキセキで勝った高松宮記念に続く、今年のG?2勝目となった。 配当は馬連2,320円、馬単4,190円、3連複208,890円、3連単911,660円。 今回で141回目を迎えた伝統の一戦。スタートで一瞬、場内がわく。なんと、1番人気フォゲッタブルが1馬身ほどの出遅れ。鞍上の内田博騎手が必死で手綱をしごき、馬群に取り付いていったが、波乱を予感させる幕開けとなった。 主導権を握ったミッキーペトラが、前半1000mを60秒7で通過し、馬群は縦長の展開。やや離れた2番手で連覇を狙うマイネルキッツが手応え抜群に追走する。好位勢を見る格好でメイショウドンタクはリズム良く運ぶと、中団馬群ではジャガーメイルとフォゲッタブルが虎視眈々。一団の後方馬群のさらに後ろ、最後方でジャミールが末脚勝負にかける。 2周目の坂に差し掛かり、縦長の馬群が一気に凝縮する。各馬が淀の名物“2度の坂越え”をクリアすると、4コーナーで早くもマイネルキッツが先頭に躍り出る。直線に入り、後続との差を2馬身、3馬身と広げにかかる。そこへ後続からただ1頭、目の覚める末脚で襲い掛かったのがジャガーメイルだった。 必死で粘り込みを図る昨年の覇者を一冠歩ずつ追い詰めると、残り100mで形勢逆転。そのまま、3/4馬身差をつけて、悲願のビッグタイトルを手元にたぐり寄せた。 パートナーを務めた豪州リーディングジョッキーのC.ウィリアムズ騎手は、これが日本でのG?初騎乗初勝利。「今回はジャガーメイルに導かれて勝つことができました。この馬が重賞を勝ったことがないなんて信じられません。できれば自分の国であるオーストラリアのG?・メルボルンCでジャガーメイルとタッグを組みたいね」と喜びを爆発させた。 これまで、あと一歩のところで重賞タイトルを逃してきた。そして、ついに成し遂げた悲願の重賞初制覇は、G?のビッグタイトル。視界は一気に開けた。今後は古馬中長距離路線を堂々と駆け抜けていく。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報などの【最新情報】 ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の【レース情報】 ★競馬関係者のブログが満載の【ブログ王国】 ★気になるあの馬の能力値は?【指数X】は枠順確定後に無料公開