おしらせ
【土曜東京メイン/プリンシパルS】ここを勝ってダービーへ!ルーラーシップ
土曜、東京競馬場のメインレースは、ダービーへの優先出走権が与えられる3歳のオープン特別・プリンシパルS(芝2000m)が組まれている。昨年までは2着馬までに優先権があったが、今年から1着馬のみとダービーへのチケット獲得は狭き門となった。 広い東京コースで末脚炸裂を狙うのがルーラーシップ。父がNHKマイルC→ダービー(04年)の2冠を制覇したキングカメハメハ、母は秋の天皇賞(97年)を制した女傑エアグルーヴとデビュー前から注目を集めていた1頭。前走の毎日杯(GIII)は、皐月賞出走に向け、賞金上積みを狙って挑んだものの、痛恨の出遅れで5着。1番枠も大きなフットワークで走る同馬にとってすれば災いとなり、ノビノビと走ることができなかった。皐月賞を断念し、中間は宮城県の山元TCへ短期放牧に出され、心身ともにリフレッシュ。4月下旬に栗東TCに帰厩した。このトライアルを目標に調整され、5日に栗東CWコースで追われ、3頭併せの大外を力感溢れるフットワークで駆けた。最内のリバティーフローには先着されたが、どっしりとした走りで馬体に厚みを増し、ここに来てグングンと成長してきた感じだ。新コンビを組む横山典騎手は今季60勝(5月3日現在)を挙げ、リーディング独走中で重賞も9勝と絶好調。今年から勝つことのみがダービー出走へ条件と厳しき門になったが、それに応えられるだけのポテンシャルを持っているだろう。 皐月賞(GI)を除外になった後は、ダービートライアルに目標を切り替え調整されてきたクォークスター。先週の青葉賞(GII)にも登録はあったが、1週待機して万全を期す形で臨んできた。5日に美浦Wコースを単走で追われ、ハツラツとした動きを披露した。年明けデビュー戦(2着)で、2戦目でV。3戦目のきさらぎ賞(GIII)は7着に終わったが、昇級してすぐに重賞に挑戦させたように陣営が思うポテンシャルは相当に高いと言えよう。今回は、鞍上に地方競馬の南関東リーディングジョッキー戸崎圭太騎手を配し、権利獲得を狙う。 弥生賞(GII)3着→皐月賞(GI)8着と強敵相手に揉まれ地力を強化しているのがダイワファルコン。前走は外を回されながらも、勝ったヴィクトワールピサとは0秒5差。スムーズな位置取りならもっと差は詰まっていたと思われる。5日に美浦Wコースで追われたが、馬場の大外をグイグイと伸び文句なしの動きを見せていた。父はダービー、ジャパンC(01年)を制したジャングルポケット。父同様にやや頭の高い走りだが、追って味のあるところは父譲り。父仔ダービー制覇に向け是が非でも欲しい最終チケットだ。 昨秋未勝利戦Vを飾った東京コースで権利獲得に燃えるのがミカエルビスティー。その未勝利戦V後は2→3→2→3着と、もうワンパンチ足りないレースが続いているが、末脚を武器としているだけに東京なら大逆転も十分。道中溜めるだけ溜めて、直線一気に賭けてくるだろう。 2月の東京戦で2着後、ひと息入れここが久々の出走になるのがブルーグラス。その前走が先週の青葉賞(GII)を完勝したペルーサの0秒1差2着。レベルの高いメンバーと戦ってきており、俄然ムードが高まる。東京コースはデビュー戦でVと【1.1.0.0】、長い直線を得意にしている。5日に美浦Pコースで追われ、乗り替わる吉田豊騎手を背に併せ馬を消化。闘志を内に秘め気合乗り満点の動きを披露した。最終切符に向け態勢は整っている。 ※関連情報 ★ブルーグラスを管理する手塚厩舎公式ブログ「Tezuka Style」は要チェック! ★ミカエルビスティーを管理する矢作厩舎公式ブログ「よく稼ぎ、よく遊べ」は要チェック! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など最新情報もチェックだ! ★気になるあの馬の能力順位は? 究極の予想数値「指数X」はコチラ! ★現役騎手、調教師など競馬関係者のブログが満載! 史上最強のブログ王国も要チェックです!