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【今週の新馬戦・注目馬】短距離重賞を5勝したベルカントの半弟サイードやディアデラノビアの仔グランディアなどがデビュー

■7月10日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(新馬、芝1800m)で、モンタナアゲート(牡2、美浦・和田郎)が津村騎手を背にデビューする。父はダイワメジャー、母はカリスペル、いとこに阪神大賞典など重賞3勝のシャケトラなどがいる血統だ。ダイワメジャー産駒ながら、母系の影響か中距離でデビューすることとなった同馬。美浦ウッドコースで行った最終追い切りでは年長馬を追走し、最後は突き放す走りを披露した。陣営の期待も高いであろう良血馬がいきなりの好走を見せるか。

【モンタナアゲート】
父ダイワメジャー
母カリスペル
母父Singspiel

■7月10日の福島競馬場第6R・メイクデビュー福島(新馬、芝1200m)に、ハーディローズ(牝2、美浦・岩戸)が出走する。父はディスクリートキャットで、近親には富士Sなど重賞2勝のロジクライや現オープンクラスのビリーバーがいる。デビュー前の調教では坂路追いとコース追いを併用して乗り込まれており、最終追い切りはポリトラックで僚馬と併せ馬を行った。追われて弾けたという感じではなかったものの、大差をつけた内容から走れるコンディションにはありそうだ。鞍上を務める津村騎手の手綱にも期待したい。

▽【ハーディローズ】
父ディスクリートキャット
母デストリアー
母父ディープスカイ

■7月10日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1200m)で、サイード(牡2、栗東・角田)が福永騎手を鞍上に初陣に挑む。父はキズナ、母はセレブラール、半姉にフィリーズレビューなど短距離重賞5勝のベルカントや京都牝馬Sなど重賞2勝のイベリスがいる良血馬だ。父キズナ×母父ボストンハーバーという血統は、フェアリーSを制し桜花賞でもソダシの3着と善戦したファインルージュと同じ組み合わせ。1週前追い切りでは古馬オープンクラスのマスターフェンサーに先着し、能力の片鱗を見せている。姉以上の活躍を期待したい。

▽【サイード】
父キズナ
母セレブラール
母父ボストンハーバー

■7月10日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1200m)には、ローザロード(牝2、栗東・加用)が出走。名前につく「ローザ」の文字、そして曾祖母はローザネイという血統から分かる通り、いわゆる「薔薇一族」の出身だ。父の新種牡馬ドレフォンは産駒が好調、既に新馬戦で4勝を挙げている。函館ウッドで行われた最終追い切りでは、僚馬を追走して併入に持ち込む動きを見せ、仕上がり自体に問題はなさそう。名門牝系から新星誕生なるか。鞍上は亀田騎手が務める。

▽【ローザロード】
父ドレフォン
母アドマイヤオウカ
母父シンボリクリスエス

■7月11日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(新馬、芝2000m)で、サトノギベオン(牡2、美浦・戸田)が、鞍上岩田望騎手で初陣に臨む。伯父には天皇賞・秋などを制したトーセンジョーダン、京都新聞杯を制し日本ダービーでは3着だったトーセンホマレボシの兄弟。曾祖母クラフテイワイフの牝系からは、他にもカンパニー(天皇賞・秋など重賞9勝)、トーセンスターダム(豪GI・エミレーツSなど重賞3勝)、バトルバニヤン(中央7勝、小倉記念2着など)らが送り出されている。5月下旬からウッドコースで再三熱のこもった併せ馬をこなせており、背腰の強靭さはかなりのレベルにありそう。今週は終い重点に追われ、3歳未勝利馬を楽々アオって先着。申し分のない仕上がりだ。

【サトノギベオン】
父キズナ
母フルボイス
母父ルーラーシップ

■7月11日の福島競馬場第6R・メイクデビュー福島(新馬、芝1200m)で、ナックドバイ(牡2、美浦・杉浦)がデビュー戦を迎える。伯母は独オークス馬で、現在日本において繁殖牝馬として活躍中のナイトマジック。その産駒、つまりナックドバイから見ていとこにあたるグレートマジシャンは毎日杯2着、日本ダービー4着と今年のクラシック戦線で存在感を示した。稽古は時計的にいささか物足りないものの、併せ馬では常に優勢の動きを見せており、勝負根性は優れたものがありそう。“ナック”の冠名で知られるオーナー・小松欣也さんの地元福島でVを狙う。鞍上は木幡巧騎手。

【ナックドバイ】
父スピルバーグ
母ナイトオブドバイ
母父Lord of England

■7月11日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1800m)で、グランディア(牡2、栗東・中内田)がデビュー戦を迎える。フローラSなど重賞3勝を挙げたディアデラノビアの仔で、半姉にディアデラマドレ(府中牝馬Sなど重賞3勝)、全兄にドレッドノータス(京都大賞典など重賞2勝)。ひとつ上の半兄ディオスバリエンテは新馬戦を快勝し、今年5月のプリンシパルSでは2着に入った。今週、芝コースでの併せ馬では年長馬に先着。手応えでは見劣っており、全体的にまだズブいあたりは今後の成長を待ちたいが、ひとまず動ける態勢にあるようだ。鞍上は川田騎手が務める。

【グランディア】
父ハービンジャー
母ディアデラノビア
母父サンデーサイレンス

■7月11日の小倉競馬場第6R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1200m)で、テイエムスパーダ(牝2、栗東・五十嵐)が鞍上福永騎手のエスコートでデビューする。母は新馬戦勝利を含み中央3勝、全姉ナーゲルリングも中央で3勝を挙げた。先週のウッド調教では同期の2歳牡馬ウインマミリアスを1秒突き放し先着、今週は坂路で目一杯追われ4F51秒4-1F12秒0と新馬離れした好時計をマークした。Vを意識できる仕上がりだろう。

【テイエムスパーダ】
父レッドスパーダ
母トシザコジーン
母父アドマイヤコジーン

■7月11日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1800m)で、フォアランナー(牡2、栗東・西村)が初陣に挑む。全兄は京成杯を制したプロフェット、半兄は京都2歳Sを勝ったクラージュゲリエ。トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯など重賞4勝)、トゥザグローリー(京都記念など重賞5勝)、リオンリオン(青葉賞など重賞2勝)、デニムアンドルビー(フローラSなど重賞2勝、ジャパンC2着など)ら数多の活躍馬を送り出したフェアリードール一族とあって、否応にもクラシック進出を意識させる血統背景の持ち主だ。先週、今週と併せ馬で遅れておりまだ良化途上な感はあるものの、稽古本数は水準以上でひとまず順調なよう。鞍上はC.ルメール騎手。

【フォアランナー】
父ハービンジャー
母ジュモー
母父タニノギムレット

(Text:Nishimura/Hiraishi)

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