おしらせ
【今週の重賞】[七夕賞]現役屈指の福島巧者クレッシェンドラヴが連覇を目指す
7月11日、福島競馬場で第57回・七夕賞(GIII、芝2000m)が行われる。サマー2000シリーズの第1戦で、夏の福島開催の目玉ともいえるレース。今年は17頭が登録している。
クレッシェンドラヴ(牡7、美浦・林)は昨年の勝ち馬。今回は連覇を目指す一戦となる。福島競馬場では5戦して2勝2着3回で連対率100%と抜群の成績を残しており、現役屈指の福島巧者と呼んで差し支えないだろう。ここ数戦の着順だけ見るとスランプに陥っているようにも感じるが、いずれもGIレースでの成績であり、相手関係が楽になるここで見直す余地はありそう。狙いの鞍であろうこのレース。得意のコースで健在ぶりをアピールしてほしいところだ。
トーラスジェミニ(牡5、美浦・小桧山)は前走の安田記念で5着と善戦。GIは敷居が高いかとも思われたが、着実に地力をつけていることを証明した。3月の東風S以降はマイルの距離を使われてきたものの、ディセンバーS1着、巴賞1着、エプソムC3着という昨年の成績から考えると中距離がベストの印象もある。前走で強敵相手に揉まれた経験を活かして、重賞初制覇を目指す。
ワーケア(牡4、美浦・手塚)は昨年のダービーでコントレイル、サリオスに次ぐ3番人気に支持された程の素質馬。ダービーの後は、新潟記念、富士Sと走ったものの期待されたような成績が残せず休養に。今回は久々のレースとなる。広いコースを得意とする馬が多いハーツクライ産駒ではあるが、ワーケア自身はホープフルS3着、弥生賞2着とむしろ小回りの方に良績があるタイプ。休養の効果か調教でもいい動きを見せており、小回りコースの七夕賞で巻き返しがあっても驚けない。
アールスター(牡6、栗東・杉山晴)は昨年の小倉記念勝ち馬。中山金杯、小倉大賞典でも掲示板に入ったようにコーナー4つの芝中距離コースを得意としている。大目標はこの後に控える小倉記念の連覇ということになるかもしれないが、ここでも通用する地力の持ち主であることに疑いはない。混戦に乗じてレース巧者が台頭する可能性は十分だ。
その他、昨年の七夕賞で3着、秋の福島記念でも2着となったこのコース得意のヴァンケドミンゴ(牡5、栗東・藤岡)や前走の都大路Sで2年7か月振りの勝利を遂げたベテラン・マウントゴールド(牡8、栗東・池江)など多彩なメンバーが顔を揃えることとなった七夕賞。サマー2000シリーズ王者を目指す戦いの幕開けにふさわしい好レースになることを期待したい。
(Text:Hiraishi)
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