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【今週の新馬戦・注目馬】アルアイン、シャフリヤールの甥やテイエムオペラオーのラストクロップなどが出走

■7月3日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(芝1200m)で、ヴェールアンレーヴ(牝2、美浦・宮田)がデビューする。父はリオンディーズで、近親に無敗で阪神JFを制したレーヴディソールや青葉賞、日経新春杯を勝ったレーヴミストラルなどがいる血統だ。入厩後は坂路を中心に乗り込まれており、1週前の追い切りでは4F52秒8-1F12秒1という好タイムをマーク。直前追い切りは馬なりでの調教となったが、動ける態勢はしっかり整っていそう。追い切りには2週連続でレースと同じく丸山騎手が騎乗しており、既に手の内に入れている可能性も十分。いきなりの好走を期待したい。

【ヴェールアンレーヴ】
父リオンディーズ
母レーヴルシード
母父ディープインパクト

■7月3日の福島競馬場第6R・メイクデビュー福島(ダ1150m)には、ディーロジャー(牡2、美浦・鈴木慎)がスタンバイ。伯父のアニマルキングダムは2011年のケンタッキーダービーや2013年のドバイワールドCを制した米国の超一流馬だ。父クロフネにとっては現2歳世代が最後の世代。芝ではソダシという大物を出したが、ダートでも父のような大物が出現することを期待したい。鞍上は内田博騎手。

【ディーロジャー】
父クロフネ
母サトノサファイア
母父ステイゴールド

■7月3日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(芝1200m)は九州産馬限定戦。出走馬の父を見ると、ロードバリオス、サドンストーム、ゴールスキーなど多彩な顔触れが揃ったレースとなった。そのレースにテイエムヒッサーロ(牡2、栗東・杉山晴)が出走する。父は名馬テイエムオペラオー、母も祖母もテイエム冠がつく竹園オーナーゆかりの血統だ。2019年に産まれたテイエムオペラオー産駒は1頭、すなわちこの馬のみ。名馬のラストクロップがどのような走りを見せてくれるか注目したい。鞍上は高倉騎手が務める。

【テイエムヒッサーロ】
父テイエムオペラオー
母テイエムヨカオゴ
母父ヘネシー

■7月3日の小倉競馬場第6R・メイクデビュー小倉(ダ1000m)で、クラーベドラド(牡2、栗東・小崎)が西村淳騎手を背にデビューする。母クラーベセクレタは牝馬ながらに羽田盃、東京ダービーと南関東の牡馬三冠競走を2勝。中央勢が相手となるダートグレード競走でもクイーン賞を制した。兄姉は母と同じく南関東を主戦場に走ってきたが、この馬はJRAでのデビューとなる。最終追い切りでは、僚馬を大きく追走し、最後は先着する好内容。偉大な母に負けないくらいの活躍を期待したい。

【クラーベドラド】
父キンシャサノキセキ
母クラーベセクレタ
母父ワイルドラッシュ

■7月3日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(芝1200m)で、パスポートチェック(牡2、美浦・伊藤圭)が初陣を迎える。現2歳世代の新馬戦で既に2勝を挙げている伊藤圭厩舎が、リーディング首位を独走するC.ルメール騎手を鞍上に配して臨む一戦ということからも勝負気配が窺える。函館芝で行った最終追い切りでは、古馬2勝クラスを1秒以上追走して併入に持ち込む動きを見せた。仕上がりは良さそうで早速勝負になりそうな気配だ。

【パスポートチェック】
父ディスクリートキャット
母ボーダレス
母父アドマイヤムーン

■7月4日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(新馬、芝1800m)で、ヴァランシエンヌ (牝2、栗東・西村)が鞍上戸崎騎手のエスコートでデビュー戦を迎える。父は先週まで産駒10頭がデビュー、うち3頭が初戦勝ちと上々の滑り出しを見せている新種牡馬ドレフォン。母は中央のダートで4勝、ひとつ上の半姉(父ダノンレジェンド)は先週のリボン賞(2勝クラス)で3勝目を挙げ、今後も成績を伸ばしそうなジュディッタだ。先週はその週の新馬戦で2着に入った僚馬ソリタリオと互角に動き、今週はラジオNIKKEI賞出走を控える先輩リッケンバッカーにアオられながらもしっかり食い下がり、併入に持ち込んでいる。勝負根性、渋太さはかなりのレベルと言えるだろう。血統背景からはダートが良さそうだが、芝でも結果を残しそうな雰囲気が漂う。

【ヴァランシエンヌ】
父ドレフォン
母メリーウィドウ
母父ゴールドアリュール

■7月4日の福島競馬場第6R・メイクデビュー福島(新馬、芝1200m)で、アドマイヤムーン産駒のルーチェディルーナ(牝2、美浦・林)がデビューする。全姉にヘイジームーン(中央4勝)、半兄にエクセレントミスズ(中央3勝)、叔母にソリッドプラチナム(マーメイドS勝ち)がおり、さらに遡ると4代母バークレアからなる牝系にはウインクリューガー (NHKマイルC勝ち)、そして顕彰馬ディープインパクトの名前も。追われてモタれるなど、まだ全体的に若さが目立つ現状だが、今週ウッドコースの調教では前向きな走りを披露した。このひと追いで態勢は整ったか。鞍上はM.デムーロ騎手が務める。

【ルーチェディルーナ】
父アドマイヤムーン
母アスクレピアス
母父ヘクタープロテクター

■7月4日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1800m)で、ダノンピーカブー(牡2、栗東・大久保)がデビューを迎える。いわゆる持ち込み馬で、父は2013年と2018年に北米リーディングサイアーとなったキトゥンズジョイ。母はダート9Fの米GI勝ち馬で、外国産馬としてデビューした半姉スカイナイルは昨年12月の新馬戦で2着に3馬身以上の差をつける快勝を収めた。先週、ウッドコースでの併せ馬では2勝クラスの年長馬を手応え優勢で追い詰めており、仕上げは順調に進んでいるようだ。松山騎手を背に、姉同様初戦で結果を残すことかできるか。

【ダノンピーカブー】
父Kitten’s Joy
母ジョイフルビクトリー
母父Tapit

■7月4日の小倉競馬場第6R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1200m)で、ショウナンマッハ(牡2、栗東・茶木)がデビュー戦に臨む。母オーバーレイこそ未勝利に終わったが、曾祖母はエリザベス女王杯など重賞9勝の女傑ヒシアマゾン、伯父にニードルポイント(中央4勝)、伯母にアミカブルナンバー(中央5勝)がいるなど血統背景はしっかりしたものがある。まだ追われて頼りない面はあるものの、坂路とコースを併用して入念に併せ馬をこなせているあたり体調面や脚元の不安なく調整が進んでいるようだ。持てる力は出せそうな態勢。鞍上は松山騎手。

【ショウナンマッハ】
父ショウナンカンプ
母オーバーレイ
母父ダイワメジャー

■7月4日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1800m)で、アルナシーム (牡2、栗東・橋口)が武豊騎手を背に初陣に挑む。父はこの2歳世代がセカンドクロップとなるモーリス。祖母はBCフィリー&メアスプリントを制したドバイマジェスティで、叔父にアルアイン(皐月賞などGI2勝)とシャフリヤール(日本ダービー勝ち)の兄弟がいる、注目の良血馬だ。栗東での調整を経て、6月上旬からは函館で入念に乗り込まれている。今週は本馬場での3頭併せを行い最先着。申し分のない仕上がりだ。

【アルナシーム】
父モーリス
母ジュベルアリ
母父 ディープインパクト

(Text:Nishimura/Hiraishi)

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