おしらせ
【日本ダービー】逆境なんの、師にダービーの栄冠を!ローズキングダム
栗東 坂路 良 馬なり 52.9-38.3-24.9-12.6 昨年の朝日杯FSを制し“バラ一族”に念願のGIタイトルをもたらしたローズキングダム。しかし、1番人気に推されたスプリングSで3着、クラシック1冠目の皐月賞では4着と輝きを失いつつある。史上最高クラスの豪華メンバーが揃ったとも巷間言われる一戦で、2歳王者の復権なるか。 4着に終わった皐月賞。しかし、当初は荒れた中山のコンディションを理由にこのレースのパスも陣営の視野にあったほどで、結局雨の残った稍重馬場では力を発揮しきれなかったもの。それでも掲示板を確保してみせたのは地力のなせる業だったといえよう。 中間は目だった疲れはなく、祭典での逆襲へ向け順調に調整が進んでいた。しかし、残り1週となった時点で陣営に激震が、2度走った。まずは不動の主戦・小牧太騎手が5月22日の京都競馬5Rで降着処分となり、開催4日間の騎乗停止。当然30日のダービーへの騎乗も叶わなくなってしまった。そして25日にはザ石の症状が判明。一時は回避も検討されたが、翌26日の動きから出走にGOサインが出された。 そして迎えた本日27日の最終追い切り。小牧騎手の代打として鞍上を託されることとなった後藤騎手を背に坂路で僚馬を追走開始し、序盤はしっかり折り合いを見せると終いの仕掛けにはスムーズな伸び脚を見せる。最後は余力たっぷりのまま、クビ差先着を果たした。アクシデントを感じさせない、機敏な動きが印象的だった。 「(ザ石の症状は)すぐに良くなっていたし、追い切りの動きには満足しています」と、ダービー出走に問題ないことを改めて確認した橋口師。「府中で強い勝ち方(東京スポーツ杯2歳S勝ち)をしているし、良馬場なら持ち味を発揮してくれるはず。後藤騎手も東京コースを良く知っているから問題はないと思っています」と、巻き返しに燃えていた。 ここまで管理馬を16回ダービーに進出させている名匠・橋口師だが04年のハーツクライなど2着が3回。常にあと一歩で獲り逃してきている悔しい歴史がある。一族に初GIをプレゼントしたのに続き、師にも悲願となる至尊のタイトルを贈ることができるか。上位人気必至のヴィクトワールピサに唯一土をつけている存在、地力は決して見劣らない。逆境を跳ね返すドラマチックな走りで師の願いに応えてみせたい。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報などの【最新情報】 ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の【レース情報】 ★競馬関係者のブログが満載の【ブログ王国】 ★気になるあの馬の能力値は?【指数X】は枠順確定後に無料公開