おしらせ
【今週の新馬戦・注目馬】母は亜GI馬のディープインパクト産駒コリエンテスや期待のロードカナロア産駒サトノジークなどがデビュー
■7月24日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟(新馬、芝1600m)で、コリエンテス(牡2、美浦・堀)が、鞍上川田騎手で初陣に臨む。母はアルゼンチンの1000ギニーを勝ち、同オークスでは僅差2着だったイスパニダで、伯父(母の全兄)にナシオナル大賞(亜ダービー)や米のマンノウォーSなどGI5勝を挙げたハイハッピー。父ディープインパクトにアルゼンチンの実績牝馬という配合からは、これまでにサトノダイヤモンドやダノンファンタジーといった活躍馬が出ており、このコリエンテスにも大きな期待がかかる。当初のデビュー予定から2週延びてしまったものの、調整過程は順調そのもの。ようやくのお披露目となるデビュー戦で、どんな走りを見せてくれるか注目したい。
【コリエンテス】
父ディープインパクト
母イスパニダ
母父Pure Prize
■7月24日の新潟競馬場第6R・メイクデビュー新潟(新馬、ダ1200m)で、フウジンショウジョ(牝2、美浦・田島)がデビューする。父はアメリカの名種牡馬スパイツタウンで、同じくスパイツタウンを父に持つ叔母のコンペティションオブアイデアズは2018年に米GIアメリカンオークスを勝利した。1週前追い切りで4F52秒4-1F12秒4という好時計を馬なりでマークしたように仕上がりは上々のようだ。BCスプリント等を制し快速で鳴らした父の産駒らしく、ダ1200mでのデビューとなった同馬。名前の通り風も味方につけて、デビュー戦を駆け抜ける。鞍上は三浦騎手。
【フウジンショウジョ】
父Speightstown
母Big Raven
母父Fastnet Rock
■7月24日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、ダ1700m)で、ポイズンアロウ(牡2、美浦・藤沢和)が横山武騎手を背にデビューする。父はドバイWCやBCクラシックなど4つのGIを制し、米国ダートで一時代を築いたアロゲート。牝系を見ると、米GI馬のウィープノーモアを半姉に持ち、祖母フルートはケンタッキーオークス馬という良血だ。函館競馬場へ入厩するまでに美浦トレセンでしっかり乗り込まれており、仕上がり具合は万全。昨年早世した父へ捧げる新馬戦勝利を目指す。
【ポイズンアロウ】
父Arrogate
母Crosswinds
母父Storm Cat
■7月25日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟(新馬、芝1800m)で、ロードカナロア産駒サトノジーク(牡2、栗東・安田隆)が、鞍上川田騎手で初陣を迎える。曾祖母はウインドインハーヘアで、顕彰馬ディープインパクトやレイデオロ(日本ダービーなどGI2勝)、ゴルトブリッツ(帝王賞勝ち)など、その牝系からは数々の大物が送り出されてきた。調教では近3週連続、CWで3歳1勝クラスを圧倒する動きを披露。勝ち負けを意識できる仕上がりと見ていい。また、このレースにはGIを7勝した女傑ジェンティルドンナの半弟メトセラ(牡2、栗東・矢作)がM.デムーロ騎手で、ここまで重賞2勝を挙げているディアンドルの全弟コンジャンクション(牡2、栗東・池添学)が松山騎手で出走。ほかにも有望な良血馬が参戦しており“伝説の新馬戦”となりそうな予感たっぷりだ。
【サトノジーク】
父ロードカナロア
母プレザントブリーズ
母父マンハッタンカフェ
【メトセラ】
父キタサンブラック
母ドナブリーニ
母父Bertolini
【コンジャンクション】
父ルーラーシップ
母グリューネワルト
母父スペシャルウィーク
■7月25日の新潟競馬場第6R・メイクデビュー新潟(新馬、芝1400m)で、リースタル(牝2、栗東・森田)が、鞍上富田騎手でデビューする。名門ハッピートレイルズ牝系で、曾祖母はマイルCSを勝ったシンコウラブリイ、祖母はレディミューズ(チューリップ賞2着、オークス4着など)。リースタルは新潟2歳Sと関東オークスを制した母シンメイフジの7番仔にあたり、3歳上の半兄ロードグラディオは現在オープン馬として活躍中だ。入厩してからの本数はやや物足りないものの先週、今週と水準の時計をマーク。仕上がりは早いタイプのようだ。母同様、早期から実績を残せるかに注目。
【リースタル】
父ロードカナロア
母シンメイフジ
母父フジキセキ
■7月25日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1800m)で、メリリー(牝2、栗東・安達)が坂井騎手のエスコートでデビュー戦に向かう。父は現役時代に愛ダービーなどGI5勝を挙げた、ガリレオ直仔のケープブランコ。母ピサノベッテルは中央3勝、伯母に福島牝馬Sを連覇し、エリザベス女王杯で5着に入ったオールザットジャズがいるという血統背景だ。函館デビューを念頭に牧場から直接現地に入り、乗り込みは順調。先週まではズブさが目立ったが、芝コースで行われた今週の追い切りでは素軽い動きを見せた。走れる態勢にあるようだ。
【メリリー】
父ケープブランコ
母ピサノベッテル
母父クロフネ
(Text:Nishimura/Hiraishi)
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