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【今週の重賞】[エルムS]夏の名物重賞に豪華メンバーが集結

8月8日、函館競馬場で第26回・エルムS(GIII、ダ1700m)が開催される。変則開催の影響で今年は函館で開催されることとなった北海道シリーズの名物重賞に、今年は20頭が登録している。

ソリストサンダー(牡6、栗東・高柳大)は、前走のかしわ記念で、南関東最強馬カジノフォンテンとハナ差の2着。インティ、ワイドファラオ、カフェファラオ、サンライズノヴァといったGI級の猛者達には先着を果たしており、その実力がダート路線トップクラスであることを示した一戦だった。オープン初勝利となった1月の門司Sと同じ平坦コースのダ1700mは適性としてもピッタリの感。秋のGIシーズンを主役として迎えるべく、函館の地で重賞初勝利といきたい。

大ベテラン・ウェスタールンド(セ9、栗東・佐々木)は前走プロキオンSがよもやの7着。ただ、降りしきる雨で高速化し、結果としてレコードタイムが記録されたレースにあって、後方待機策というこの馬の得意パターンがハマらなかったという側面はあるだろう。また、プラス18キロだった当日の馬体重が走りに響いたのかもしれない。好天が予想される北海道の夏、ひと叩きした効果で馬体が絞れてくれば、当然見くびることはできない実力馬だ。

スワーヴアラミス(牡6、栗東・須貝)は、前哨戦であるマリーンSの勝ち馬。道中の速い流れを3番手で追走し、最後は追い込んできたオメガレインボーとの叩き合いとなったが、最後までよく凌ぎ切りハナ差の接戦を制した。昨年のマーチSを優勝して以来、やや精彩を欠いていた感もあったが、今夏の北海道シリーズでかつての勢いを取り戻したようにも見える。集中力に課題がある馬だが、北海道の小回りコースなら気を抜かずに走れるのが崩れず走れる要因だろう。得意舞台かつ斤量は前走から1.5キロ減。連勝での重賞2勝目を狙う。

ダンツキャッスル(牡5、栗東・谷)も北海道シリーズを得意とする馬。昨年の檜山特別ではマリーンS2着のオメガレインボーや先に述べたソリストサンダーに先着し勝利を収めている。2走前の大沼Sでは上述のスワーヴアラミスに1馬身差をつけて優勝。末脚勝負を得意とする馬なので、どうしてもレースの流れに左右されてしまう部分はあるが、ハマれば突き抜けるシーンがあっても驚けない。

アメリカンシード(牡4、栗東・藤岡)は前走の平安Sで2着。オーヴェルニュがコースレコードで快勝したレースだったが、その立役者は前半からハイペースで飛ばしたこの馬だったとも言える。自分のレースが出来ないとマーチSのようなモロさを見せてしまうものの、自分の走りが出来た時のスケール感はこのメンバーに入っても何ら見劣るものではない。登録メンバーを見渡すと、何が何でもハナへ行きたい馬はそれほど多くなく、この馬がマイペースでレースができる可能性も高い。陣営期待の4歳馬が初重賞制覇を目論む。

その他、昨年のこのレースで優勝したGI馬タイムフライヤー(牡6、栗東・橋口)、今年のマーチSの勝ち馬レピアーウィット(牡6、美浦・堀)、1年以上の休養明けとなるが、実績はメンバー中随一のケイティブレイブ(牡8、美浦・清水英)など豪華メンバーが集結したこの一戦。秋を見据えた有力馬が集結し、例年以上に見応えのあるレースとなりそうな予感だ。

(Text:Hiraishi)

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