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今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週は特別戦こそないが、注目の新馬がデビューを予定している。 日曜札幌4Rに出走するプレイ(牡、美浦・斉藤)は昨年のセレクトセール1歳部門で1億4500万円の最高落札額となった馬。ビッグレッドファームでの育成時から古馬相手の併せ馬を披露し、その大物ぶりが話題となっていたが、札幌に入ってからもそれを証明するような動きを見せている。最終追い切りは芝コースでの3頭併せ。前にいく2頭を外から併せにいったが、同じ2歳なら相手にならなかった。松岡騎手が気合をつけると一気に加速し、0秒5差先着。抜群の反応を見せた。札幌まで駆けつけたオーナーの「総帥」こと岡田繁幸氏は「種馬にしようと思って買った馬。なんとか新馬を勝つようなレベルでは喜べない」と大きな期待を表した。その勝ち方に注目したい。 札幌ではもう1頭、土曜の牝馬限定戦に出走するアドマイヤセプター(牝、栗東・橋田)が注目されている。祖母がエアグルーヴで母はアドマイヤグルーヴ。偉大なるダイナカール系の本家筋ともいえる血統だ。最終追い切りは函館ウッドで5F67秒8、終い12秒3の時計をマーク。これまで函館ウッドで乗り込まれているが、時計のかかるコースでコンスタントに終い12秒台を出しているあたりに末脚の良さがうかがえる。ライバルとみられていた他の有力馬が除外となった1戦だけに、こちらも勝ち方まで問いたいところ。 このレースでは話題性こそないものの、メイクハピネス(牝、栗東・梅田智)にも注目しておきたい。丸田騎手が函館開催中から熱心に調教をつけ、札幌開催中も週中に函館へ遠征してまで乗っていた1頭だ。丸田騎手は「初めて跨った時から背中のいい馬で、相当素質を感じます。前向きな気性で変な癖もないので、初戦から力を出せそうです。先々まで期待している馬だけに、新馬勝ちを狙いたい」と力が入っていた。配当的にはこちらに妙味がありそうだ。 新潟では日曜6Rのディープサウンド(牡、美浦・勢司)が評判の1頭。追い切りでは好時計を連発。この厩舎にしてはバリバリ攻めているのが何よりの期待の表れだ。ポリトラックと坂路を併せて計11本と、乗り込み量は万全。兄のサウンドバラッドも新潟の2歳戦で勝ち、早い時期から活躍した。同馬は父がディープインパクトに代わり、切れ味抜群の動きを披露。とにかく将来性を含め、大物感たっぷりの1頭だ。週中のニュースでお伝えしたキングフィッシャー(牡、栗東・白井)などとともに注目しておきたい。 日曜新潟5Rではメルマガでもお伝えしたネオヴァンドームの半妹トーセンプリンセス(牝、美浦・鈴木康)が注目だが、ここではハタノファベルジェ(牝、美浦・畠山吉)についてお伝えしておこう。畠山吉師は「今年のウチの厩舎の一番馬候補。馬っぷりは良いし、走ってもらわないと困るんだ。追ってからというよりスピードタイプ。負けん気が強いから実戦にいってさらに良さが出そうだね」と大きな期待を寄せていた。 小倉では日曜5Rの芝1800m戦が注目の1戦。コウエイニコニコ(牡、栗東・山内)の母は関東オークスを制したマイニングレディ。早くから入厩していたが、ソエが出たために、焦らずじっくり調整されてきた。山内師は「走ってきそうな馬だし、無理はしたくなかったからね。ソエが治まって、ひと追いごとにしっかりしてきたよ。おとなしくて素直な気性。折り合いは心配ないし、距離は長い方が良さそうだね。まだ細身の体だけど、実がついてくれば大成してくれるかも知れないよ」と話してくれた。その他、天皇賞2着アグネスアークの近親インペリアルピサ(牡、栗東・安達)、春の大山ヒルズ取材でもお伝えしていたラティールの仔ヒットザターゲット(牡、栗東・加藤敬)などにも注目しておきたい。

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