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【京成杯AH】有力馬1週前追いレポート
今年の「猛暑」は調教開始時間にも影響を及ぼした。例年ならば秋の開催から調教開始時間は6時になるところだが、調教師会から暑さを避けるためと、先週までと同じ5時開始のままとなった。残暑が続くなか、今週から秋の中山開催が開幕。日曜日はハンデ重賞・京成杯AH(GIII、芝1600m)が行われる。この一戦に出走を予定している有力馬たちの1週前追いの模様を詳細レポート! セイクリッドバレー 前走の関屋記念(GIII)は、直線大外からグイグイと伸び、上がり3F32秒1の末脚を繰り出し半馬身差の2着。その後、新潟記念(GIII)へ出走するプランもあったが、このレースに改めて照準を定め調整されてきた。2日に美浦坂路で追われ4F52秒6─37秒9─25秒1─12秒4(馬なり)。前走時と同様、力感溢れるフットワークで登坂。馬体もふっくらと見せており、この暑さにも体調の変動はなく、好調子をキープしているようだ。ハンデ56・5キロは、今春の新潟大賞典(GIII、ハンデ)2着時より0・5キロ増となったが、この斤量なら問題はないだろう。 サンカルロ 前走の安田記念(GI)は本来の末脚が発揮されず13着。その後は北海道の社台ファームへ放牧に出され、英気を養った。8月中旬に美浦TCへ帰厩し、このレースを目標に調整が積まれた。2日に美浦坂路で主戦吉田豊騎手を背に追われ、4F53秒3─36秒5─23秒5─11秒7(馬なり)。併せたリンドブルム(500万下)に先着した。ウッドチッチを入れ替えた週で、時計の掛かるコンディションではあったが、ラスト2Fを11秒8─11秒7と切れのある動きを披露。トップハンデ57キロを課されたが、いい状態で復帰戦を迎えられそうだ。 テイエムアタック 前走の関屋記念ではメンバー最速の上がり3F32秒0の末脚を繰り出し4着。大外からの豪快な脚力は目を引いた。1日に栗東Pコースで追われ、5F66秒8─12秒4(一杯)。身のこなしに素軽さが出て、脚捌きもスムーズ。筋肉も盛り上がっており、ここきてパワーアップした感がある。ハンデ54キロを活かしきればタイトル奪取も十分にあるだろう。 フライングアップル 前走のオープン特別・UHB杯4着後は、キーンランドC(GIII)を目標に調整されたが、除外となり、このレースへと切り替えられた。中山は07年スプリングS(GII、芝1800m)を勝ち、初タイトルを手にしたゲンのいいコース。それ以来、勝ち星から遠ざかっているだけに、久々の美酒を味わいたいところ。藤沢和厩舎もこのレースとの相性は良く、過去10年で3勝、2着1回、3回1回の戦績を収めている。美浦TCに帰厩後も調整は順調で、1日に北村宏騎手を背に美浦坂路で追われ、4F51秒4─38秒5─25秒6─13秒1(馬なり)。スムーズに折り合っていたし、時計も上々で、好調を持続しているといっていいだろう。 ファイアーフロート 前走の準オープン特別・朱鷺Sは骨折明けの7カ月ぶりの出走だったが、見事逃げ粘ってV。上昇度を武器に重賞初制覇を目指す。3日に美浦南Pコースで追われ、5F65秒4─49秒2─36秒4─12秒2(一杯)。1度使われた効果で、馬体の張りがガラリ一変。動きも鋭さを増した。勝ったあと更に上昇しているようだ。 ※関連情報 ★キョウエイアシュラを管理する矢作厩舎公式ブログ「よく稼ぎ、よく遊べ」は要チェック! ★メイショウレガーロを管理する小島太厩舎所属小島良太助手公式ブログ「馬なりぃ」は要チェック! ★ムラマサノヨートーに騎乗予定の田中勝春騎手の公式ブログ「カツハル日和」は要チェック! ★ケイアイデイジーを管理する山内厩舎所属榊原厩務員公式ブログ「馬ひとすじ」は要チェック! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!