GI7勝馬カネヒキリ引退

　05年、08年のJRA最優秀ダートホースで、地方交流を含めGI7勝を挙げているカネヒキリ（牡8、栗東・角居厩舎）が、左前脚の屈腱炎を発症したため引退することになった。5日、角居調教師が明らかにした。 　06年に屈腱炎を発症した際は、幹細胞移植手術を受け2年以上の休養。08年に復帰を果たし、2戦目のＪＣダートを制するとGIを3連勝、不治の病といわれる屈腱炎を見事克服した。09年のかしわ記念（交流GI）2着後、骨折が判明。再度1年の休養を経て、今夏の帝王賞（交流GI）でカムバックし2着。その後、マーキュリーC（盛岡、交流GIII）を勝ち、前走のブリーダーズゴールド（交流GII）2着が最後のレースになった。 　来春から北海道・新冠の優駿スタリオンステーションで種牡馬になる予定。角居調教師は「以前の屈腱炎とは場所が違い、8歳という年齢でもあり引退することになりました。僕にあきらめるな、ということを教えてくれた馬です」と話した。 通算成績23戦12勝（うち地方9戦5勝）。GIは地方交流を含め7勝。 GI勝鞍 05年ジャパンダートダービー（大井） 05年ダービーグランプリ（盛岡） 05年ジャパンカップダート（東京） 06年フェブラリーＳ（東京） 08年ジャパンカップダート（阪神） 08年東京大賞典（大井） 09年川崎記念（川崎） ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!