おしらせ
【ローズS】有力馬1週前追いレポート
今週末の日曜日、阪神競馬場のメインレースとして秋華賞トライアル・ローズS(GII、芝1800m)が行われる。1?3着馬までに秋華賞(10月17日、京都競馬場、GI、芝2000m)への優先出走権が与えられるこの一戦に出走を予定している有力馬たちの1週前追いの模様を詳細レポート! アパパネ 春の2冠馬が3冠獲りへ向け始動戦に挑む。この夏は放牧に出されず、美浦で調整。酷暑の影響が心配されるところだが、順調に過ごすことができたようで、追い切りを再開し始めてからも上々の動きを披露している。8日は美浦のWコースで2歳馬を追走する併せ馬。ゆったりとした流れから徐々にピッチを上げると、直線は追われる相手に合わせた余裕の走りっぷりでこの馬らしい迫力の動きを見せた。馬体はやや立派に映るが、成長分も考えれば大きな懸念材料ではないだろう。9日の木曜日に栗東へ輸送され、12日の坂路調教では終い上々の伸びを披露。もうひと追いあれば態勢は整ってきそうだ。 アグネスワルツ オークス3着後、夏は放牧。帰厩後に急ピッチで乗り込まれてきたが、追われるごとに時計を詰めてきており順調な仕上がり過程を見せている。8日の栗東坂路で自己ベストとなる4F52秒7-1F12秒2(一杯)をマーク。完歩が大きくなって伸び伸びと走れているし、見た目よりも速い時計が出るようになってきた印象がある。最終追いはサラッと流す程度で大丈夫だろう。 アニメイトバイト 阪神JFで2着、オークスでは4着と地力は間違いなく世代上位。秋のビッグタイトル獲りを虎視眈々と狙う。夏は放牧で疲れを取り、8月上旬の帰厩後は入念な乗り込みが続いている。主戦・後藤騎手の帰国後は、同騎手が付きっきりでケイ古に跨り順調に気配を上げてきた。8日は美浦Wコースで後藤騎手を背に6F83秒9-1F12秒5(馬なり)。後方から追撃される格好だったが余裕の脚色で振り切り、悠々先着を果たした。10日金曜日に栗東へ移動済み。最終追いにも後藤騎手が駆けつける予定だ。 オウケンサクラ フラワーC勝ち、桜花賞2着、オークス5着と春に好戦。秋のラスト1冠獲りへエントリーする資格は十分にありだ。夏は全休に充て、8月19日に帰厩。ここ一本を目標に据え、順調に調整が続けられている。8日は栗東坂路で僚馬を追走、ゴール前では力感あふれるフットワークを見せて同入に持ち込んだ。タイムは4F50秒2-1F12秒7(一杯)と、この日の一番時計。このひと追いで完全に仕上がったと見ていい。デキは絶好だ。 レディアルバローザ 7月の1000万下特別で古馬相手に快勝。その後は休養に入り、秋の飛躍を期し鋭気を養ってきた。8月中旬より時計を出し始め、9月に入り徐々にペースアップ。9日は栗東ポリトラックコースで僚馬ヤマニンウイスカー(古馬1000万)を3馬身追走、終いの猛ゲキに応えアタマ差先着を果たした。タイムは6F80秒9-1F12秒6(G前追う)。終いの脚色こそやや見劣ったが、大きく追いかけた分で懸念視は不要だろう。追われるごとの気配上昇は顕著で、やれそうな態勢。 エーシンリターンズ 押せ押せで挑みイレ込みも激しかったオークスこそ2ケタ着順に沈んだが、エルフィンS勝ちに桜花賞3着の実績があるだけにリフレッシュされて巻き返しの可能性は十分。8月下旬に帰厩し、さっそくキビキビした動きを見せている。8日は栗東坂路で4F50秒9-1F12秒0(一杯)の好時計をマーク。体には厚みが増し、フットワークも春に比べ明らかに雄大になっている。文句なしの動き。ただ、久々のせいかややテンションが高めで折り合い面に若干の懸念はあり。ここをいい“ガス抜き”にして本番に向かいたいところだ。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!