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【シリウスS】有力馬1週前追いレポート
今週の土曜、阪神競馬場のメインレースには、ハンデ重賞のシリウスS(GIII、ダ2000m)が組まれている。例年、上位人気馬が連に絡む一方、5番人気以下の台頭も目立ち、昨年はトップハンデを背負った1番人気ワンダースピードが5着。ハンデ戦ならではの波乱を含んだこの一戦に出走予定の、有力馬たちの1週前追いの模様を詳細レポート! キングスエンブレム 07年より2000mで施行となり、3年連続でオークランドRCT組が優勝。そのレースから参戦するただ1頭で、かつ5ヶ月ぶりの実戦を2馬身差で快勝してここへ参戦となる。以前に比べて馬体に逞しさが出てきており、半兄にダート王者ヴァーミリアンを持つこの馬の潜在能力が、ようやく開花してきた様子。今回は昇級初戦の重賞となるが、ハンデの恩恵がありそうなここは主役を張れそうだ。レース間隔が詰まっているため中間は比較的軽めの調整だが、疲労や馬体減りは見受けられず、調教でも軽快な脚さばきで駆け上がっていた。23日は重馬場の栗東坂路で、4F55秒0-1F13秒5(馬なり)。前走で仕上がっていたため、本番までは体調維持の調整となるだろう。 ワンダースピード 昨年は東海S(GII)を勝ってこのレースへ参戦したが5着に敗退。今回は名古屋GP(交流GII)以来、9ヶ月の出走となるが、ダート重賞4勝と実績では断トツの存在だ。昨秋から爪の不安で放牧されていたが、ここに照準を合わせて早めの帰厩。15日と18日はともに栗東CWコースでサクラテンペスト(古1600万)との併せ馬で遅れたが、24日は同じくCWコースで舌を出しながらもサクラロミオ(古オープン)にクビ差先着。調教ではあまりよく見せないタイプだが、見た目には筋肉に張りがあり気迫も十分だ。 マイネルアワグラス 一昨年にこのシリウスSを勝って以降、ダート重賞で常連となっている同馬。前走のブリーダーズゴールドC(交流GII)では勝ち馬シルクメビウスから5馬身以上離されたものの、2着カネヒキリに1馬身半差の3着。トップクラスと戦える力があり、状態次第では同一重賞2勝目も狙える。23日は松岡騎手を背に、美浦南Pコース6F80秒8-1F12秒8(一杯)をマーク。豪快な伸び脚に迫力があり、良化を辿っている。 クリーン 阿蘇S(OP)でようやくオープン初勝利を飾ってここへ参戦。その前走は着差こそ半馬身だが、まだまだ余力を感じる伸び脚だった。23日はジョッキー騎乗のコーストバンクシア(3歳500万)に1馬身遅れたものの、時計のかかる馬場で坂路4F52秒8をマークし、自身は上々の気配。26日は馬なりで軽めの調整だったが、600キロを超す馬体で豪快に坂路を駆け上がっていた。 グリッターウイング 前走のレパードS(重賞)ではハイペースを早めに動き、ゴール前で強襲されてハナ差2着。勝ちに等しい内容で、ここまでダート【2.5.0.0】と底を見せていない。レース間隔が詰まっていたため、今回は放牧を挟んでじっくりと調整。リフレッシュ効果が出たか、馬体に実が入り着実にパワーアップしている。中間は馬なりで調整され、最終追いでさらに良化が望める。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!