おしらせ
【今週の新馬戦・注目馬】藤田晋オーナーのアメリカンファラオ産駒ラヤスやサトノダイヤモンドとよく似た血統背景を持つレッドランメルトなどがデビュー
■8月21日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟(新馬、芝1200m)で、ソーブラック(牝2、美浦・手塚)が石川騎手を背にデビューを迎える。父はキンシャサノキセキ、曾祖母がマリスターIIということで、フローラS勝ちでオークス2着のベッラレイアなどが出た牝系の出身だ。最終追い切りでは年長馬を追走して同入に持ち込む動きを見せており、順調な仕上がりをアピールしている。母ピーチブローフィズも新馬戦勝ちの実績あり。その仔が初戦でどのような走りを見せるか注目だ。
【ソーブラック】
父キンシャサノキセキ
母ピーチブローフィズ
母父シンボリクリスエス
■8月21日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1200m)で、オーガスタスカイ(牝2、栗東・斉藤崇)が福永騎手を背にデビューする。父はロードカナロア、母はマイル前後の距離で活躍し、阪神牝馬Sを制したクィーンズバーンという血統。また、シンザン記念勝ちのピクシーナイトやクイーンC勝ちなどのウキヨノカゼといった短距離からマイル戦で早い時期から結果を残している近親がいる。1週前追い切りでは福永騎手が跨り、一杯に追われて年長馬に先着。最終追い切りは馬なりでサラリとメニューを消化。レースに向けて態勢は整った。
【オーガスタスカイ】
父ロードカナロア
母クィーンズバーン
母父スペシャルウィーク
■8月21日の小倉競馬場第6R・メイクデビュー小倉(新馬、ダ1700m)で、ラヤス(牡2、栗東・森)が武豊騎手のエスコートでデビューする。オーナーは、先週初めて持ち馬が出走した藤田晋氏(デュガがフェニックス賞で3着)。父はアメリカンファラオで、同産駒には今年のフェブラリーS勝ち馬カフェファラオやジャパンダートダービー勝ちのダノンファラオ、デビュー戦で逸走しながらも勝利を収める衝撃のパフォーマンスを見せたリフレイムなど、爆発力を秘める産駒が多い。伯父には米ダート重賞3勝のスムーズエアがおり、パワータイプでダート向きのアメリカ血統と言えるだろう。芝レースに引き続き、藤田氏持ち馬のダート戦初陣に注目したい。
【ラヤス】
父American Pharoah
母French Passport
母父Elusive Quality
■8月21日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌(新馬、芝1500m)で、フローラルビアンカ(牝2、栗東・田中克)が藤岡佑騎手の手綱でデビューする。父は注目の新種牡馬ドレフォンで、母はフジキセキ産駒のビアンカシェボン。5月にトレセン入りしてゲート試験に合格すると、いったん放牧に出され、7月に再度入厩して北海道デビューを目指すのは予定通りのスケジュール。デビューに向けて、馬なりメインながらもウッドと坂路で丹念に乗り込まれ、先週札幌へ輸送。札幌芝で行なわれた最終追い切りは古馬1勝クラスを相手に追走併入と、順調な仕上がりを見せている。近親にローズSなど重賞4勝、桜花賞でも2着となったアドマイヤキッスがおり、牝馬である本馬も早い時期からの活躍が見込めるかもしれない。
【フローラルビアンカ】
父ドレフォン
母ビアンカシェボン
母父フジキセキ
■8月22日の新潟競馬場第3R・メイクデビュー新潟(新馬、ダ1800m)には、コンシリエーレ(牡2、美浦・稲垣)がスタンバイ。父は新種牡馬ドレフォン、半姉に関東オークスで優勝したエスメラルディーナなどがいる血統だ。血統背景から考えると、ダートの舞台が合っていそうなタイプ。先々週の新馬戦は除外の憂き目にあったが、そこから更に乗り込まれ仕上がりは一段と良くなった印象。仕切り直しの一戦となるここで好走を見せてくれる可能性は十分だ。鞍上は武藤騎手。
【コンシリエーレ】
父ドレフォン
母ターシャズスター
母父Spanish Steps
■8月22日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟(新馬、芝1800m)では、サンクション(牡2、美浦・相沢)が石川騎手をパートナーに迎えスタンバイ。父は新種牡馬のイスラボニータ、母はゴッドビラブドミー。半兄に南関東で活躍するミューチャリーやここまで中央3勝のライジングドラゴンがおり、いずれもダート馬ながら他のきょうだいも含めて初戦から走ってくる傾向は高ポイント。また、祖母ゴッドインチーフは阪神JF3着や桜花賞4着など3歳春までオープンで活躍し、近親のヌーヴォレコルトはオークス優勝、桜花賞3着など、クラシック戦線で秀逸な成績を収めている。調教でも美浦ウッドの併せ馬で好時計を連発。父イスラボニータの素軽さが出れば、デビュー戦から走ってきそうだ。
【サンクション】
父イスラボニータ
母ゴッドビラブドミー
母父ブライアンズタイム
■8月22日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉(新馬、芝1200m)で、デヴィルズマーブル(牡2、栗東・斉藤崇)がデビューする。いとこには2016年の皐月賞馬ディーマジェスティやスプリンターズS勝ち含む重賞5勝のタワーオブロンドンがいる血統。デヴィルズマーブルとタワーオブロンドンの父はともにレイヴンズパス。タワーオブロンドンと類似した血統構成を持つデヴィルズマーブルには早い時期からの好走とスプリント適性について期待ができそうだ。追い切りを見るとまだ良化の余地はありそうだが、そのポテンシャルでいきなりの好走があっても驚けないだろう。鞍上は福永騎手。
【デヴィルズマーブル】
父Raven’s Pass
母Ancient Art
母父Monsun
■8月22日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌(新馬、芝1800m)で、レッドランメルト(牡2、美浦・国枝)が初陣を迎える。父はディープインパクト、母はアルゼンチンの重賞(GIII・オクレンシア賞、芝1000m)に勝ったクイーンズアドヴァイス。父がディープインパクトで、母が父Orpen×母父サザンヘイローのアルゼンチン牝馬という配合は、菊花賞や有馬記念を制し、日本ダービーでも2着に入ったサトノダイヤモンドとよく似た血統構成。美浦のウッドで速い時計を何本も出しており、札幌に移ってからも芝で準オープン馬相手に追走併入と文句ない動きを見せていた。母が1000m重賞の覇者でスピードがありそうなので、先々はマイル前後での活躍が見込めそう。鞍上は川田騎手。
【レッドランメルト】
父ディープインパクト
母クイーンズアドヴァイス
母父Orpen
(Text:Funaki/Hattori/Hiraishi)
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