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【今週の重賞】[札幌記念]夏の「スーパーGII」に豪華メンバーが集結 桜花賞馬ソダシの参戦に注目

8月22日、札幌競馬場で第57回・札幌記念が開催される。サマー2000シリーズ唯一の定量戦で、「スーパーGII」とも呼ばれる伝統の一戦に今年は13頭が登録している。

今年、話題の中心となるのは桜花賞馬ソダシ(牝3、栗東・須貝)だろう。春のクラシック競走で優勝した馬が同年の札幌記念に参戦するのは、2014年の桜花賞馬ハープスター以来のこと。ハープスターがゴールドシップを一騎打ちの末に下したシーンを記憶しているファンの方も多いことだろう。そのゴールドシップを管理していた須貝師が今度はソダシを送り出すことになった。これも何かの縁だろうか。桜花賞で見せたスピードの持続力は古馬相手でも十分に通用するものであり、洋芝への対応も勝った札幌2歳Sを見る限り心配をする必要はない。純白の女王は8月の札幌で更なる輝きを放つことができるか。

ラヴズオンリーユー(牝5、栗東・矢作)は、香港で行われた前走・クイーンエリザベスII世Cで久々のGI制覇。香港ヴァーズ勝ち馬のグローリーヴェイズや三冠牝馬デアリングタクトなどを下しての優勝であり、実力馬の完全復活を印象付けるレースだった。2400mのオークスを制した馬ではあるが、前走の勝ちっぷりと全兄にリアルスティール(ドバイターフ勝ち馬)という血統を考えると、ベストの距離は2000mのようにも思える。復活した実績馬が適距離の一戦で重賞タイトル上積みを狙う。ここを制して目指すは秋のビッグタイトルだ。

ブラストワンピース(牡6、美浦・手塚)は2018年の有馬記念馬で、2019年の札幌記念覇者。心房細動による競走中止明けとなった前走の鳴尾記念では、一枚落ちの相手関係だったとはいえ、直線で最内から脚を伸ばし、久々の馬券圏内となる3着と好走した。久々を1回使われて状態は上向き。秋のGIでの復権に向けて、得意の舞台で手応えを掴む一戦としたいところだ。

トーラスジェミニ(牡5、美浦・小桧山)は前走の七夕賞で重賞初制覇。管理する小桧山調教師のJRA通算200勝に花を添える勝利となった。前々走の安田記念でも5着となったように地力強化が著しい近況。ここでも得意とする形に持ち込むことができれば、アッと言わせるシーンがあっても不思議ではない。8着に終わった昨年の雪辱を果たす一戦になるか。

ウインキートス(牝4、美浦・宗像)は前走の目黒記念で強豪牡馬を相手に見事な勝利。スローペースを味方につけた側面があるとはいえ、2着に2馬身差をつける完勝だった。父ゴールドシップ、母イクスキューズのいずれも北海道シリーズでの好走歴があり、ウインキートス自身も札幌では連対率100%。両親から高い洋芝適性を受け継いでいるのだろう。コース相性と前走勝利の勢いを活かして、上位進出を目指す。

このほか、重賞3勝のユーキャンスマイル(牡6、栗東・友道)やラヴズオンリーユーの僚馬で、堅実な走りが持ち味のステイフーリッシュ(牡6、栗東・矢作)、昨年の札幌記念で2着となったGI馬ペルシアンナイト(牡7、栗東・池江)など多士済々なメンバーが出走予定。夏の北海道シリーズの頂点に立つ馬はいったいどの馬になるのか。今年も目が離せないレースになりそうだ。

(Text:Hiraishi)

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