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【今週の重賞】[関屋記念]灼熱のマイル戦にソングライン、アンドラステらが参戦

■8月15日、新潟競馬場で第56回・関屋記念(GIII、芝1600m)が行なわれる。

真夏の新潟で開催される伝統の重賞レース。ローカルのGIII戦ながら、ハンデ戦ではなく別定戦であることと、夏季には少ないマイル重賞であるため、好メンバーが揃うことが多い。また、それゆえか配当が大きく荒れるケースは少ない。サマーマイルシリーズの第3戦に当たるので、シリーズ優勝を狙う陣営の思惑には注意を払う必要がある。

今年1番人気に推されるのはソングライン(牝3、美浦・林)だろうか。3馬身差で快勝した紅梅Sが評価され、桜花賞では穴人気(7番人気)したものの、道中他馬にぶつけられる不利があって15着に大敗。しかし続くNHKマイルCでは7番人気ながら2着に激走。その2着も最後に出し抜けを食らった格好で、勝ったも同然の内容だった。前走から3カ月と間隔をしっかりとったうえ、3歳牝馬で斤量が51キロと軽くなる点は好材料。気になるのは、キズナ産駒がこれまで左回りで重賞を勝ったことがないこと。あとは古馬との力関係だけだ。

中京記念を制したアンドラステ(牝5、栗東・中内田)も人気の一角を占めそうだ。オープン入り後は重賞で上位に支持され続けるも、展開が向かなかったり不利を受けたりして5連敗を喫する。だが厩舎主戦の川田騎手を鞍上に配した中京記念は、危なげのない走りで待望のタイトルをゲットした。昨年の当レースは不利な内枠から3着に好走しレース適性は証明済み。また、現在サマーマイルシリーズでトップタイに立っており、優勝に向けて陣営のモチベーションも高い。ただし川田騎手は小倉記念のファルコニアに騎乗予定。今回手が戻る岩田望騎手の奮起に期待だ。

上昇馬で注目したいのはグランデマーレ(牡4、栗東・藤岡)。なぜかといえば、今年休み明け2戦目で勝利したストークSが特筆の内容だったからだ。稍重の馬場ながら走破タイムは1分33秒1と上々。それのみならず、2着に負かしたアクアミラビリスは次戦すぐに勝ち上がると、昇級初戦のオープンも2着に好走。さらに3着に下したユニコーンライオンはその後連勝で鳴尾記念を制し、宝塚記念では2着に激走を果たしているのだ。骨折で出世が遅れていたのだが、もともとは新馬→特別と連勝した期待馬。2戦目の葉牡丹賞では2歳レコードを出しており、芝マイルの持ち時計も1分32秒4と速い。実績こそ乏しいものの、高速決着に強そうな点は新潟芝コースでは高く評価できる。

実績馬の中からはシャドウディーヴァ(牝5、美浦・斎藤誠)の名を挙げたい。重賞では1着こそないものの、GIIで2着が2回、GIIIで2着1回3着2回と好走経験は豊富で、ローカルGIIIなら威張れる戦績。また重賞2着はすべて左回りの東京で、新潟は初コースながら相性はよさそう。3着だった前走のマーメイドSは、ヴィクトリアマイルを骨瘤で回避し病み上がりでの出走だったもの。そこからの上積みには期待してもいいだろう。

そのほかにも、3連勝で東京新聞杯を制し、勝ち時計も1分32秒4と優秀だったカラテ(牡5、美浦・高橋祥)、昨年の勝ち馬で連覇を狙うサトノアーサー(牡7、栗東・池江)、米子Sに勝ちサマーマイルシリーズで1位タイにつけるロータスランド(牝4、栗東・辻野)、昨年の中京記念で2着した末脚自慢のラセット(牡6、栗東・庄野)、六甲Sを制してヴィクトリアマイルにも挑戦(10着)したクリスティ(牝4、栗東・杉山晴)などなど、馬券争いに加われる伏兵が多数エントリー。今年は例年以上に能力のある馬が揃っているだけに、最後の直線は燃えるような叩き合いが期待できそうだ。

(Text:Hattori)

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