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【今週の重賞】[小倉記念]メンバー拮抗のハンデ重賞 小倉巧者が再び夏の小倉に集結

■8月15日、小倉競馬場で第57回・小倉記念(GIII、芝2000m)が行われる。

今週から再び小倉の夏競馬が始まり、小倉競馬場で行われる重賞競走の中で最も歴史が古い小倉記念が開催される。小倉記念は脚質にかかわらず、とにかく速い上がりを使える馬が強いレース。ただ、今年は不安定な天候が続きそうで馬場状態が気になるところだ。小回り適性を武器に、サマー2000シリーズ3戦目を制するのはどの馬か。

古馬になって初めての重賞となった前走エプソムCで3着に好走したファルコニア(牡4、栗東・高野)は、3歳時に勝利したあすなろ賞以来となる小倉の地で初重賞タイトルを目指す。3歳時はスプリングS4着、京都新聞杯3着と重賞で健闘するも、秋の神戸新聞杯で16着に大敗。自己条件に戻って、年明け初戦の春日特別では課題だったゲートを克服してすんなりハナを切ると、2着に2馬身差をつけ、危なげなく逃げ切り勝ちを収めた。昇級戦の難波Sもスマートリアン(後に米子S2着)と同着1着で2連勝。オープン初戦だったエプソムCは、テンションが上がり気味でスタートでアオる形になったため中団後ろからの競馬になったが、内でうまく立ち回り、ゴール手前では内から伸びてきたヴェロックスを制して3着に入っており、着実に力をつけてきている。テンション面の課題は残るものの、この夏からのさらなる飛躍に期待したい。

昨年10番人気ながら内ラチ沿いから高いコーナリング性能と鋭い末脚を発揮して小倉記念覇者となったアールスター(牡6、栗東・杉山晴)は、連覇をかけて今年も参戦する。休み明け初戦となった前走七夕賞は行きっぷりが悪く、馬込みで位置取りも悪くなり、重苦しさを感じさせる走り。馬場状態もこの馬のベストではなくのめったり、キックバックを嫌ったりと精神的に苦しい部分も多かった。そのため直線ではいつもの伸びを見せられず、不完全燃焼と言えるだろう。前有利のレースだったこともあり、割り切って得意の小倉で再起を図る今回は、1週前調教では長岡騎手が跨りCW6F82秒6-1F12秒3(一杯)と力強い走りを見せ、気合いが乗った様子。あとは九州では天気が安定しない予報のため、当日の天候次第といったところだろう。

小倉で行われた前走3勝クラスの不知火Sで外から他馬をねじ伏せ勝利を収めたダブルシャープ(牡6、栗東・渡辺)は、得意の小倉で京都新聞杯以来の重賞に挑戦する。小倉成績は【2.2.0.1】で、馬券外の1回も0秒3差の6着。また札幌成績が【1.1.4.0】と、平坦小回りコースが得意であることがよくわかる。今回は昇級初戦となるが、過去10年の小倉記念では前走GIII組の6勝に次いで、前走3勝クラス組が3勝。勝率としては最も高い。同馬は末脚が武器で、ほとんどのレースで上がり2位以内の脚を使っており、末脚の堅実性は好材料。またどの馬場状態でも好走経験があり、天候に左右されない面もプラスである。得意舞台で確実に好走を続けているだけに、今回は大いにチャンスがありそうだ。

3走前の都大路Sから好走が続くショウナンバルディ(牡5、栗東・松下)は、昨年小倉記念7着からのリベンジを目指す。昨年は格上挑戦で勝ち馬のアールスターと同じようなレース運びをしたが、最後は弾けられなかった。以降はGIIIに5回参戦し、今年の夏から鳴尾記念2着、七夕賞3着と上り調子。鳴尾記念の勝ち馬は後に宝塚記念で2着に好走したユニコーンライオンなだけに、底力に期待したい。パンパンの良馬場だと決め手に劣る可能性はあるものの、天気が味方すればメンバーレベルが拮抗する今回は好走の可能性十分。

ほか、前走不知火Sではメンバー中、上がり3F最速の脚で3着に入ったスーパーフェザー(セ6、栗東・渡辺)や、佐渡Sでは好位からレースを進め、差し馬の猛追を凌ぎ渋太く粘って3着に残ったモズナガレボシ(牡4、栗東・荒川)などにも注目したい。
(Text:Funaki)

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