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【札幌2歳S】有力馬1週前追いレポート
今週の土曜は北海道シリーズを締めくくる札幌2歳S(GIII、芝1800m)が開催。過去10年、勝ち馬から2頭のダービー馬を輩出したほか、牡牝の2歳王者やのちの年度代表馬が走った出世レースで、今年も期待の素質馬たちが次代のスター候補を狙う。この一戦に出走を予定する有力馬たちの1週前追いの模様を詳細レポート! アドマイヤセプター 母は日本が誇る名牝系のアドマイヤグルーヴ、父は現在リーディングサイヤーを独走するキングカメハメハ。超の付く良血牝馬の初戦は、好位から楽に抜け出して7馬身差の圧勝。鞍上が後ろを振り返る余裕を見せながら、走破時計は2歳レコードタイという圧巻のデビュー戦だった。それでいて「レース後はケロッとしていた」(米山調教助手)とのことで、ここまで反動を感じさせず順調に来ている。この中間は函館Wコースで馬なりのまま好時計を出し、22日に札幌へ移動。25日には札幌Dコースで追われ、5F70秒6-1F12秒8(馬なり)。管理する橋田満師は「先週(20日)に時計を出しているので、もう強い調教は必要ない」とのこと。 アヴェンチュラ 今年はもう1頭の主役候補も牝馬で、こちらも08年オークス馬トールポピーの全妹という良血馬。3馬身差で突き抜けたデビュー戦の上がり3F34秒4は、次位の馬より0秒9も上回るもの。兄や姉は若さや脆さを覗かせたが、この馬の走法や馬体には完成度の高さが伺える。レース後は一旦放牧に出され、20日に函館Wコースで追われたのち、札幌へ入厩。23日に札幌Dコースで5F70秒3-1F12秒6(馬なり)、26日に同じくDコースで4F53秒2-1F12秒6(馬なり)。乗り込み量は少ないが、息遣いは整っている。 オールアズワン 08年の勝ち馬ロジユニヴァースと同じネオユニヴァース産駒の牡馬。デビュー戦では猛追届かず2着だったものの、中1週の未勝利戦では鋭く反応し、2着に3馬身半、3着にはさらに4馬身の差をつける完勝だった。勝ち時計も1分49秒7と優秀で、いきなりの重賞でも楽しみな存在だ。中間もよく乗り込まれ、15日は札幌Dコースで5F66秒6-1F12秒4(強め)、23日は同じくDコースで5F67秒2-1F12秒7(末強め)と意欲的。 マイネルギブソン 新馬、コスモス賞(OP)とデビュー2連勝中。新馬戦の返し馬で丹内騎手を振り落とし、2戦目でも前半で掛かり気味になるなど気性の勝ったタイプだが、その性格がスタートから素早く先行できるスピードにつながっている。レース後は函館で軽く調整したのち、23日に札幌へ入厩。24日には札幌Dコースで6F87秒5-1F13秒5(馬なり)の調教をこなし、本番へ向けて順調だ。 ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!