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【スプリンターズS】有力馬1週前追いレポート

取消の影響はなし! スプリント王座春秋連覇へキンシャサノキセキは順調

 2010年秋のGIシリーズ開幕となるスプリンターズS(GI、芝1200m)が今週末日曜日、中山競馬場で開催される。秋のスプリント王座決定戦に出走を予定している有力馬たちの1週前追いの模様を詳細レポート! キンシャサノキセキ 前哨戦として臨む予定だった12日のセントウルSを、セン痛のため取消。3月の高松宮記念出走以来、まったくのぶっつけでスプリントGI春秋連覇に挑む。気になる経過だが、症状は比較的軽く14日から調教を再開。その後も順調に調整が進んでおり、影響はほとんどなさそうだ。23日の1週前追い切りは美浦ポリトラックコースでいつもの通り単走。キビキビと活気に溢れたフットワークを見せ、伸び脚も実に軽やか。やればいくらでも伸びそうな雰囲気だった。落ち着きもあって、この馬本来の気配と全く変わりない。鉄砲実績は【1.0.1.3】だが、ここまで重賞4連勝と本格化を果たした今なら更に信頼してもいいだろう。 グリーンバーディー 前走のセントウルSでは、後方の苦しい位置から豪快な末脚を繰り出し2着に食い込んだ。慣れない環境、しかも斤量59キロを背負っていたことを考えればその価値は大きい。15日に中山競馬場に移動、その後は軽めの調整が続けられている。シンガポール(クランジ競馬場)、阪神競馬場と初環境で好走を続けているだけに今回初となる中山コースも苦にすることなく、自身2度目の国際GI獲りをあっさり果たしても驚けないところだ。今回は定量57キロ、2キロ減となるのも好材料。 ワンカラット 函館スプリントS、キーンランドCと北でスプリント重賞2連勝。ビービーガルダン、ローレルゲレイロら撃破した相手のレベルも高く、勢いそのままに頂点の座を狙う。夏を越し、馬体面でも牝馬とは思えないほどの貫禄が備わってきた。札幌競馬場から帰栗後は素軽い動きを見せており、デキ落ちは感じられない。23日は栗東CWコースで追われ、6F82秒7-1F11秒9(G前追う)をマーク。ラストに仕掛けられての反応は抜群で、絶好の気配を見せている。最終追いはサラッと流すだけで良さそうだ。 ダッシャーゴーゴー 前走セントウルSで見事な巻き返しを見せ、古馬相手に初重賞制覇を成し遂げた。勢いで言えばこの馬も軽視できない。25日の追い切りは栗東CWコースで。終いだけ伸ばされ6F86秒3-1F11秒5(強め)と鋭い末脚を披露。前走激走の反動はほとんどないと見ていいだろう。好調キープで大一番に臨めそう。ここで国内外の一線級を撃破し、世代交代を高らかにアピールしたい。 ローレルゲレイロ 2009年はスプリントGIで春秋2冠。海外遠征からの復帰戦だった前走キーンランドCではスタートで後手、自分の形に持ち込めず凡走に終わった。やはり久々が影響したようだが、地力から考えればひと叩きされての大逆襲は大いにあっていい。中間は栗東に戻って調整され15日に坂路4F50秒4(一杯)、23日は同49秒3(一杯)をマーク。ともに当日の一番時計で、気配面の上昇ぶりは顕著だ。ケイ古とレースが直結するタイプ。最終追いでも50秒前後を叩き出すようなら、連覇の可能性が見えてくる。 ビービーガルダン 2着に終わった函館SSに続けて、キーンランドCで1番人気に推されるも4着。ただし、内々で包まれたのが響いてのもので力負けはしておらず、悲願のGIタイトルが遠のいた感はない。中間の調整は順調で、叩き3戦目を前に状態は高いレベルで安定している。15日の2週前追いではビッシリ追われ闘志への再点火は完了。その分23日、栗東CWコースで行われた1週前追いは終始楽なペースでの内容となったがゴール前では気合いを前面に出し、上々の伸び脚を見せた。ほぼ仕上がっており、最終追いは確認程度の内容となりそう。 サンカルロ 賞金順では除外対象もJRAの定めたレーティング順で第4位となり、出走が叶うこととなった。キャリア全16戦中芝1200m戦はただ一度あるのみだが、それが今春の高松宮記念(4着)。同レースではメンバー最速となる上がり3F34秒1の末脚を繰り出しており、改めてここでもスプリントの猛者たちと互角にやりあえて良さそうだ。休み明けだった前走・京成杯AHを叩かれ、この中間は気配を順当に上昇させている。23日は美浦坂路で追い切られ、全体時計は4F57秒4(馬なり)と平凡ながらもラスト2Fは12秒6-12秒5。持ち味である末脚に磨きをかけた。「本来ベストは1400m」とは陣営の見立てだが、前が止まる展開となれば上位食い込みは十分にあっていい。 ウルトラファンタジー 23日に日本へ到着。輸送後若干体重を減らしたが、白井の競馬学校で順調に調整されており体調そのものは良好そうだ。今年5月、香港・沙田競馬場でのスプリントC(香港GII・芝1200m)では逃げ切ってグリーンバーディーに勝利しており地力は侮れない。ただ、今回が香港移籍後初の海外遠征レース。香港の英雄セイクリッドキングダムを手がけたP・イウ師の管理馬でありその手腕には一目置きたいところだが、割引は必要だろう。マイペースの逃げがハマれば、というところ。 ※関連情報 ★ローレルゲレイロに騎乗予定の藤田伸二騎手公式ブログ「藤田伸二の男道」は要チェックやん?その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック!騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ!重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見!気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!

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