おしらせ
【凱旋門賞】惜しい! チームエルコンドル・ナカヤマフェスタは2着に大健闘
日本時間3日23時05分、前日の雨により馬場発表は不良。ヴィクトワールピサ(牡3、栗東・角居)とナカヤマフェスタ(牡4、美浦・二ノ宮)が日本から参戦した第89回凱旋門賞(ロンシャン、GI・芝2400m)のゲートが開いた。 フルゲート20頭が揃ったスタートを決め、ナカヤマフェスタは中団、ヴィクトワールピサが後方に位置する展開。プヴォワールアプソリュ(牡5、英・ルルーシュ)がレースを引っ張ったが、他馬はまさに一団。ひと塊でレースは進んでいく。 フォルスストレート手前あたりから、ナカヤマフェスタが徐々に外へ進路を取り、前へと進出。ヴィクトワールピサは窮屈な位置での競馬を強いられ、いったん下げて直線に賭ける戦法をとった。 迎えた直線、満を持して追い出したナカヤマフェスタが先頭に並び掛け、内から脚を伸ばした今年の英ダービー馬ワークフォース(牡3、英・スタウト)との一騎打ちとなる。最後は壮絶な追い比べのすえ、アタマ差届かず2着に敗れたナカヤマフェスタ。またしても「チームエルコンドルパサー」の挑戦は惜敗に終わった。 悔いが残るとすれば、直線の入り口付近でごちゃついた場面か。蛯名騎手が腰を落とし、思い切り手綱を引っ張る場面があり、そのロスがなければと思わざるをえない。しかし、世界の強豪相手に堂々と渡り合ったその姿は、夜中に声援を送った日本のファンの心に、間違いなく感動を与えたことだろう。 なお、大外から脚を伸ばしたヴィクトワールピサは8位入線も、失格馬が1頭出たため繰り上がりで7着。3着には地元フランスのサラフィナ(牝3、仏・A.ドゥロワイエデュプレ)、同じくフランスの注目馬・ベカバッド(牡3、仏・ルジェ)が4着に入線。昨年の愛ダービーや今年のコロネーションCなどGI4勝のフェイムアンドグローリー(牡4、英・A.オブライエン)は5着に敗れた。 1着、3着が3歳馬。やはり3.5キロの斤量差は大きいということなのか…。欧州以外の調教馬による凱旋門賞初制覇はならなかったが、来年、また再来年と、今回の敗戦を糧に日本調教馬が凱旋門賞を制する日も、それほど遠くないはずだ。(UMAJIN編集部) ※結果は主催者発行のものと照合してください。 ※関連ニュース ★【凱旋門賞】ライバル馬を徹底チェック!! ★【凱旋門賞】レース詳細情報 ★【凱旋門賞】二ノ宮師「我々にはエルコンドルパサーの経験がある」 ★【凱旋門賞】ヴィクトワールピサ 武豊騎手「この前よりやれる!」 ★【凱旋門賞】ナカヤマフェスタ 二ノ宮師「これで大丈夫!!」 ※関連情報 ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!