UMAJIN.net

おしらせ

今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週から舞台はGI開催も控える東京・京都へ。2歳戦においても楽しみな開催となりそうだ。それではまず500万特別からお伝えしていこう。 中央では最初のダート特別戦となるプラタナス賞。人気の中心となるのはアルゴリズム(牡、栗東・安田)だろう。坂路で素晴らしい時計を出し、デビュー前はかなりの評判にもなったが、芝での2戦は期待に応えられなかった。しかし初ダートの前走では、一旦前が詰まるシーンがありながら、外に持ち出されてから脅威的な末脚を繰り出し勝利。ダート適性の高さを見せ付けた。前走後、すぐここを目標に定め、直前の追い切りは栗東坂路で55秒9?11秒8。終い重点ながら、ラスト1Fには素晴らしい切れ味だった。安田師も「ダートならまだ上を目指せる」と話しているように、今回の相手なら負けられないだろう。 むしろ相手探しが難しい様相だが、こちらではオズフェスト(牡、美浦・大竹)をピックアップしておく。札幌ダート1700mの新馬戦を鮮やかに差し切った本馬。大竹師は「追い切りは終い一杯だったけど、全体的な時計は良かった。パシュファイアーが効き過ぎていたようで、レースで着けるかはパドックで着用した感じで判断する。中間ゲート練習をして問題なかったので、1400mに対応できるかがカギになりそう」とコメント。パドックはチェックしておきたいところだ。 りんどう賞ではまずエーシンジェネシス(牝、栗東・松永昌)。2歳戦好調な厩舎の中でも期待される1頭で、新馬戦を勝っての参戦。最終追い切りはCウッドで6F82秒7、終い13秒0を一杯でマーク。稽古駆けするラインレグルスにコンマ1秒の遅れなら上々の内容といえ、ここも好戦を期待したい。 新馬戦では評判の高い馬に隠れ4番人気だったが、強い勝ち方を見せたタガノラヴキセキ(牝、栗東・河内)。栗東ポリでの最終追い切りがかなりの好内容だった。一杯に追われ6Fで77秒4。最近速い時計が出る傾向の栗東ポリなので時計は参考程度だが、併せた古馬1000万のキングスデライトを大きく追走し、最後は1秒先着したのだから優秀だ。レースでは新馬戦で手綱をとった田中博騎手が今回も継続騎乗。同騎手は土曜に他2頭にも騎乗予定だが、いずれもテン乗り。この馬のために京都まできたというのは深読みだろうか。 その他、デビュー戦を1番人気で快勝したディープインパクト産駒のオースミマイカ(牝、栗東・昆)もここで真価が問われる1戦となりそうだ。 新馬戦ではまず土曜東京4Rのガムラン(牡、美浦・国枝)に注目。スカーレットインクの一族でおじにはサカラート、ヴァーミリアンがいる血統だ。「大型で初戦向きではないかな」と国枝師は話すが、直前2週に渡って美浦坂路で51秒台の時計をマーク。しかも目一杯に追われているわけではなく、動きとしては上々。これなら好勝負になるかもしれない。 日曜東京3Rでデビューするリアリーラヴユー(牝、美浦・国枝)は前述ガムランと同厩で1週前追い切りは併せ馬のパートナーで併入していた。こちらは馬なりで50秒2の好時計を出しており、素質をうかがわせている。スペシャルウィーク産駒は昨年ほどはPOGで注目されていないが、実績はいまさらいうまでもない。この世代で同産駒はまだ未勝利だが、そろそろ勝ち馬が出ていい頃かもしれない。 同日の5Rはサトノペガサス(牡、美浦・堀)が注目される1頭。従兄にローズキングダムと血統的にも期待が大きく、橋本助手は「テンションの上がりやすい馬なので、ビッシリ追っていないが、先週、福永騎手に乗ってもらいピリッとしてきた。素質は相当ありそうで、これくらいの仕上げで十分勝ち負けになる」と強気だった。 京都の注目新馬はやはり土曜5Rか。前開催でもデビュープランがあったザルグーン(牡、栗東・池江郎)とベルシャザール(牡、栗東・松田国)がスライドし、ここで激突することになった。前者については先週のPOGニュースで、後者については昨日のPOGメルマガでお伝えしているので記事を再確認していただきたい。 日曜京都5Rではダノンフェアリー(牡、栗東・角居)が注目だろうか。セレクトセールで3800万円の値をつけたサクラバクシンオー産駒で牝系からは種牡馬サドラーズウェルズ、日本の活躍馬ではマイネルスケルツィなども出ている血統。最終追い切りはCウッドでの3頭併せ。内から大きく追走していき、3歳ダート路線で活躍したエアウルフに馬なりのまま併入に持ち込んだ。力を出せる態勢にありそうだ。

おしらせ一覧

PAGE TOP