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【秋華賞】有力馬1週前追いレポート
今週末日曜日、京都競馬場では3歳牝馬3冠の最終章・秋華賞(GI、芝2000m)が行われる。牝馬3冠がかかるアパパネか、あるいはサンテミリオンの逆襲か、それとも…。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! アパパネ スティルインラブ以来7年ぶり、史上3頭目の牝馬3冠にアパパネが挑む。前走のローズSでは直線で狭くなる不利がありながらも、渋太く伸びて4着を確保。GI馬の地力を見せた。レース後に蛯名騎手は「内容も悪くないし、大きく負けたわけではない」と語っており、トライアルとしては上々の内容であった。6日の1週前追い切りは栗東・CWで行われ、強めに追われて5F65秒2-1F12秒0の好時計をマーク。ひと叩きされて緩みが解消し、馬体にメリハリが出てきた。このデキならば、歴史的な偉業を成してくれそうだ。 サンテミリオン サンテミリオンはライバルのアパパネを下し、3歳牝馬最強を示すとともに2冠を狙っている。前走、雨中のオークスではアパパネとの壮絶な追い比べの末、JRA史上初のGI1着同着。歴史的な結末で幕を閉じたと同時に、決着は秋へと持ち越された。夏場は北海道千歳市の社台ファームで激戦の疲れを癒すと、美浦TCに帰厩したのは9月11日。そこからは馬の体調を最優先にした調整が進められた。1週前追い切りは6日に美浦のウッドコースで行われ、5F67秒7-1F12秒6を馬なりで記録。ぶっつけ本番となるが予定通りで、ここまで順調にきている。最終追い切りに注目だ。 アニメイトバイオ 前走のローズSではアパパネらライバルたちを、上がり33秒8の豪脚で一刀両断。秋初戦で最高の結果を残し、最後の1冠へ向けて視界は良好だ。栗東留学はローズSの約1週前である9月10日から。前走後も調整にぬかりはなく、ここまで順調にきた。今月6日に行われた1週前追いは栗東のCWで行われ、馬なりで5F68秒0-1F13秒5を計時。適度な負担をかけるとともに、息を整える内容に終始した。過去10年、ローズS優勝馬の秋華賞成績は、9頭が出走し【3.2.0.4】。勝率は33.3%、連対率は55.6%と好成績をマークしており、本馬の背中を押す材料になりそうだ。 アプリコットフィズ 良血馬のアプリコットフィズが、春の雪辱に燃えている。前走のクイーンSでは初の対古馬戦にも関わらず、好位から抜け出し危なげないレースぶりで完勝。成長を感じさせるとともに、春に失った自信を取り戻した。レース後は放牧を挟んで9月17日に美浦TCに帰厩し、直前輸送のリスクを減らすために26日には栗東入り。今月7日の1週前追い切りは武豊騎手を背に行われ、栗東のCWで長めに追われて6F82秒1-3F37秒4-1F11秒8(G前追う)をマーク。鋭いキレを見せ、デキの良さをアピールした。鞍上の武豊騎手は秋華賞最多の3勝。名手にエスコートされ、最後の1冠奪取を狙う。 ディアアレトゥーサ この夏2連勝、夏の上がり馬・ディアアレトゥーサが一気にスターダムまで駆け上がる。もともと体質が弱いため十分な調整ができず、春の2冠への出走は叶わなかった。そんな本馬が夏を越えて本格化。前走の紫苑Sでは、翌日行われた古馬1600万下のタイムを1秒3も上回る好タイムで勝利。秋華賞有力馬までその地位を押し上げた。1週前追い切りは6日、美浦のウッドコースで行われて5F66秒6-1F12秒6(一杯)の好内容。兄は凱旋門賞2着のナカヤマフェスタ。偉大な兄に、どこまで近づけるか。 アグネスワルツ 快速馬・アグネスワルツは前走のローズSで2番人気に支持されながらも、直線では見せ場なく7着に敗退した。しかし、オークスではハイペースの2番手を追走しながらも、3着に粘りこむ強い内容。見限るのは早い。この中間は坂路とプールで乗り込まれ、6日の1週前追い切りは栗東の坂路を登坂。大きなフットワークで4F52秒0-1F12秒6(一杯)を記録した。馬体の張りも上々で、前走以上のデキで出走できそう。巻き返しに燃える。 ※関連情報 ★アプリコットフィズを管理する小島太厩舎所属小島良太助手公式ブログ「馬なりぃ」は要チェック! ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!