おしらせ
【秋華賞】アパパネが牝馬3冠達成!
17日、京都競馬場で行われた秋華賞(GI、芝・内2000m)は、単勝2.3倍の1番人気に支持されたアパパネ(牝3、美浦・国枝)が中団待機から直線一気の末脚で他馬を一蹴。見事に牝馬3冠を達成した。勝ち時計は1分58秒4。 ゲート入りを嫌がり場内が不穏な空気に包まれたが、スタートを五分に切ると道中は中団の外めにつけた。最初のコーナーへ入る際に多少口を割る素振りを見せるも許容範囲。そのあとはシッカリと折り合い、前を見れる絶好のポジションで勝機を窺った。1000m通過は58秒8。大方の予想通りアグネスワルツ(牝3、栗東・宮本)がレースを引っ張り、ペースが落ちた3、4コーナーで馬群がグッと詰まったところでも、アパパネは馬なりで外から進出。直線に向く寸前で蛯名騎手のゴーサインが出るとスッと反応し、大外から豪快に脚を伸ばして栄光のゴールを最初に駆け抜けた。 2着は3/4馬身差で、最後に馬群の中から鋭く脚を伸ばした6番人気のアニメイトバイオ(牝3、美浦・牧)。3着はさらに1/2馬身遅れて、内々をピタリと走り一旦は先頭に立った2番人気のアプリコットフィズ(牝3、美浦・小島太)が粘り切り、上位3頭全てが“栗東で調整した関東馬”という結果になった。 レース後のインタビューで蛯名騎手は「(大きな応援の横断幕を見て)もし負けたら、と思うとゾクっとしましたね。レース前はこの馬(アパパネ)のことを信じていましたし、邪魔しないことだけを考えてスムーズに競馬をすることを心掛けました。スタート前はいつもよりピリピリしているかな、と思いましたが、道中は前回に比べると全然落ち着いていて、良い感じで折り合えましたね。3コーナーの下りは初めてだったので少し戸惑って走っていましたけど、(直線で)外に出してからはいつもの彼女らしい走り。一生懸命走っていたので最後は苦しかったですけど、頑張ってくれたので良かったですね。こんなに素晴らしい馬に乗せていただいて感謝していますし、関東だけではなく、競馬全体を盛り上げてくれる存在になってくれたら嬉しいですね」と喜びを語った。 なお、オークスでアパパネと同着で3番人気に支持されたサンテミリオン(牝3、美浦・古賀慎)は、スタートで出遅れて終始流れに乗れないまま大きく離された18着。前哨戦のローズS・2着で4番人気だったワイルドラズベリー(牝3、栗東・中尾秀)は0秒3差の4着。5番人気のショウリュウムーン(牝3、栗東・佐々木晶)は勝負どころでの不利が響き16着に沈んだ。 配当は単勝230円、馬連1420円、馬単1990円、3連複3250円、3連単12550円。勝ったアパパネは父キングカメハメハ、母ソルティビッドという血統。牝馬3冠はメジロラモーヌ、スティルインラブに続き3頭目で、阪神JFを含めた4冠は史上初の快挙となった。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連情報 ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!