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【天皇賞・秋】有力馬1週前追いレポート

東京では今春ヴィクトリアMを制しているブエナビスタ。久々の一戦だが、態勢は万全すぎるほど!

 今週末の日曜日、中距離戦線の頂点を決する第142回天皇賞・秋(GI、芝2000m)が東京競馬場で行われる。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! ブエナビスタ 宝塚記念以来、4カ月ぶりの出走。大一番へぶっつけで挑む形になるが休み明けでの凡走例はなく、ここも特に割り引いて考える必要はないだろう。ひと夏を越し、古馬らしい充実した馬体になってきたのが印象的。体そのものを大きく見せて、逞しさも出てきている。落ち着きもあるし、現状不安な点が見当たらない。それだけにハードな調整を施すことが可能となり、メニューを順調に消化できている。1週前追いとなった21日のケイ古では栗東ウッドチップコースで長めから進んで7F96秒2-1F12秒2(G前追う)をマーク。序盤からグイグイ進み、ラストも仕掛けに応じてシャープな伸び脚を披露とテン良し、終い良しの好内容だった。ほぼ仕上がっており、最終追いは終いをサラっと伸ばす程度で大丈夫そう。自身5つ目となるGI獲りへ、視界は良好そのもの。 アーネストリー 初GI挑戦だった前々走・宝塚記念でナカヤマフェスタ、ブエナビスタに小差の3着。その後札幌記念でロジユニヴァースらを完封と、改めて一線級の力を示した。この中間は厩舎に置かれじっくりと調整されている。9月下旬にコース追いを再開。馬体回復を考慮されてか、当初はやや手控えた内容が続いていたがここへ来てピッチが上がってきた。21日は栗東坂路でビッシリ追われ4F50秒7(一杯)を叩き出すなど、気配上昇ぶりは確実。あとひと追いでキッチリ仕上がってきそうだ。 シンゲン 昨年このレースでは2番人気に推されるもレース中に骨折を発症し5着。その後休養に入り、11カ月ぶりの復帰戦だった前走・オールカマーを快勝、力に衰えのないところをアピールしてみせた。左回り、特に東京コースでは無類の強さを誇るだけに雪辱のチャンスは十分。疲れの出やすいタイプながら久々の一戦を快勝した反動はほとんどなく、中間の調整は順調だ。21日は美浦ウッドコースで格下馬を追走する併せ馬。序盤は楽な手応えを保ったままスピードに乗り、直線では併せた相手にきっちりと先着を果たしてみせた。タイムは6F81秒9-1F13秒6(G前追う)。キビキビと活気に溢れた動きが印象的。前走時にある程度仕上げて臨んでおり大きな上積みこそ強調できないが、好調はキープできていると見ていい。 ジャガーメイル 07年のメイショウサムソン以来となる、春秋盾連覇に挑む。戦績から考えれば距離不足の感は否めないが、東京芝コースでは【3.2.0.1】。コース相性の良さに懸けたい。21日は美浦ポリトラックコースで3秒先行した相手を追いかける意欲的な内容を消化。この馬らしい弾むようなフットワークで進み、直線も勢い衰えることなくスパッと切れ同入に持ち込んだ。タイムも6F77秒7-1F12秒3(一杯)と出色の好時計をマーク。帰厩当初はピッチが上がってこなかったが、ここ2週続けてハードに追われ上々の内容で応えてみせた。態勢は整いつつある。 キャプテントゥーレ 前走、休み明けで挑んだ朝日チャレンジCを逃げ切って快勝。昨年と同じローテで挑んでくる。久々を使われた反動はなく、中間は至って順調だ。22日は前走からコンビ結成となった小牧騎手を背に栗東坂路で追われ、自己ベストとなる4F48秒7-1F12秒2(強め)という超抜時計をマークした。調教の良さとレースでの走りが直結するタイプだけに、一発大駆けがあっても驚けない。ただ、懸念は輸送による馬体減り。08年に皐月賞を制してはいるものの、古馬となってからは関東圏のレースで4着(関屋記念)、12着(天皇賞・秋)、11着(AJCC)、7着(安田記念)と奮わない。レース当日の馬体重には注意を払いたいところ。 アリゼオ 前走ではオグリキャップ以来久しく途絶えていた3歳馬による毎日王冠勝ちを成し遂げた。有力馬の凡走に助けられた面も大きいが、スムーズに折り合っての立ち回りには光るものがあったと言っていいだろう。GIでも“強い3歳世代”をアピールすることができるか。レース間隔詰まっていることもあり、中間は軽めの調整が続いている。21日は美浦坂路で流され4F57秒0-1F13秒8(馬なり)をマーク。動きには柔らかさがあり、馬体の張りも上々。前走が余裕残しの仕上げだったぶん、上積みは見込んで良さそう。 スーパーホーネット マイルGIでの“シルバーコレクター”ぶりが印象的だが08年には毎日王冠勝ち(2着にウオッカ)もあり、侮れない存在。安田記念以来の出走になるが、放牧先でも緩められなかった様子で7歳にしてさらに馬体に重量感を増してきた印象だ。帰厩後の追い本数はいささか不足気味だが、21日の栗東坂路調教では4F50秒8-12秒2(一杯)をマークするなど仕上がり早いところを見せている。太め感ある馬体も、あとひと追いで絞れてきそう。 ペルーサ 日本ダービー(2番人気6着)に続き、前走・毎日王冠でも致命的な出遅れとなり人気を裏切った。青葉賞での大楽勝から世代屈指の能力の持ち主であるのは確か。スタート五分なら古馬勢と互角にやれるシーンがあっていい。20日は美浦Cコースでゲートから出してのケイ古。道中、そしてラストの動きは軽快そのもので気配面はまったく問題ないが、ゲートの出の悪さは相変わらず。追い日以外も練習に時間を費やしている。 エイシンアポロン 春は押せ押せのローテが祟って弾け切れなかったが、休養で立て直し挑んだ秋初戦・毎日王冠でアリゼオにハナ差の2着。このひと叩きでガラッと体つきが良くなり、フットワークにもさらに柔軟さが出てきた。気配の急上昇ぶりには目を見張るものがある。21日は栗東ウッドコースで追われ、6F69秒5-1F13秒6(馬なり)をマーク。レース間隔詰まっていることもあり、ほとんど負荷はかけられなかったが、序盤から闘志を漲らせグイグイ進み気合い乗りの良さをアピール。昨年秋の雰囲気を取り戻してきた。 【関連ニュース】 【毎日王冠】アリゼオが本格化を印象づける勝利!(2010年10月10日) 【オールカマー】骨折を乗り越えシンゲンがV!!(2010年9月26日) 【札幌記念】アーネストリーが貫禄の勝利!!(2010年8月22日) ※関連情報 ★シンゲンに騎乗する藤田伸二騎手の公式ブログ「藤田伸二の男道」は要チェックやん!10月25日にディナーショー(大阪)を開催! 藤田騎手特設サイトはコチラ!!ヤマニンキングリーに騎乗する吉田隼人騎手の公式ブログ「HAYATO AREA」も見逃すな!スマイルジャックに騎乗! 三浦皇成騎手の公式ブログ「皇成?aim at the top? 」も要チェック!スーパーホーネットを管理する矢作芳人厩舎公式ブログ「よく稼ぎ、よく遊べ! 」は必見です!月刊「UMAJIN」11月号はアーネストリーに騎乗し天皇賞・秋に挑む佐藤哲三騎手インタビューなど盛りだくさん! 全国書店・一部コンビンビエンスストアで発売中です!その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック!騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ!重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見!気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!

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