【今週の新馬戦・注目馬】超高額馬ドーブネや名門・友道厩舎の期待馬ドウデュースなどがデビュー

■9月4日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、芝2000m）にフォーグッド（牡2、美浦・国枝）が出走する。父ディープインパクト、母ウィキッドリーパーフェクトという血統で、2015年のホープフルSを制したハートレーの全弟にあたる。デビューに向けて入念に乗り込まれてきた同馬。最終追い切りでは美浦の坂路でラスト1F12秒4とまずまずの脚を見せており、走れる状態にはありそうだ。兄と同じようにデビュー戦を勝利で飾ることができるか。鞍上は戸崎騎手。

【フォーグッド】
父ディープインパクト
母ウィキッドリーパーフェクト
母父Congrats

■9月4日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、芝1200m）で、シンリミテス（牡2、栗東・大根田）がデビューする。父は新種牡馬ドレフォン。祖母はダートグレード競走3勝の白毛馬ユキチャンで、近親に今年の桜花賞を制したソダシなどがいる血統だ。6月に東京で行われた新馬戦を制したハイアムズビーチは叔母にあたる。白毛馬血統の出身ではあるが、シンリミテス自身は鹿毛。毛色の派手さこそないものの、一族から受け継いだ確かな競走能力を披露してほしいところ。鞍上は国分優騎手。

【シンリミテス】
父ドレフォン
母ポリアフ
母父キングカメハメハ

■9月4日の札幌競馬場第5R・メイクデビュー札幌（新馬、芝1500m）で、ドーブネ（牡2、栗東・武幸）が武豊騎手を背にデビューを迎える。父は言わずと知れた名馬ディープインパクト。今年5月の千葉サラブレッドセールで、4億7010万円（税抜き）という高額で藤田晋オーナーに落札された同馬。1週前追い切りでは、3歳の1勝クラス馬を1秒追いかけて最後は先着する好内容。時折若さを見せるものの、動き自体に全く問題はない。陣営の期待は大きいはずで、初戦から好走を期待したい。

【ドーブネ】
父ディープインパクト
母プレミアステップス
母父Footstepsinthesand

■9月5日の新潟競馬場第5R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1800m）で、トーセンシュシュ（牝2、美浦・田村）が三浦騎手を鞍上に迎えて出陣。父は仕上がりの早いダイワメジャー、母は3戦1勝で繁殖に上がったキングカメハメハ産駒のトーセンミネルバ。中央でデビューしたきょうだい4頭はすべて勝ち上がっているだけでなく、デビュー戦は【2.0.1.1】と仕上がりの早さも見せている。また、北九州記念に勝ったコスモフォーチュンやマーメイドSを制したコスモプラチナが伯母にいる、牝馬が走る系統でもある。美浦のウッドではラスト1F12秒を切る時計を出しており、最終追い切りでも渋った坂路でまずまずの動きを見せていた。メインの新潟記念にはトーセンスーリヤが人気で出走するが、その前祝いをオーナーに届けることができるかもしれない。

【トーセンシュシュ】
父ダイワメジャー
母トーセンミネルバ
母父キングカメハメハ

■9月5日の新潟競馬場第6R・メイクデビュー新潟（新馬、芝1400m）で、シーイング（牝2、美浦・粕谷）が初陣を迎える。父は産駒好調の新種牡馬シルバーステート。母のビスカヤは2012年の函館スプリントSで最低人気ながらドリームバレンチノ、ロードカナロアに次ぐ3着と力走を見せた。この走りを覚えているファンの方もいらっしゃるのではないだろうか。調教では年長馬を追いかけ同入に持ち込む動きを再三にわたって披露。上がりがかかるレースを得意とした母の血が最終週を迎えた新潟の馬場で騒げば、チャンスがあっていいはずだ。鞍上は横山武騎手。

【シーイング】
父シルバーステート
母ビスカヤ
母父コマンダーインチーフ

■9月5日の小倉競馬場第5R・メイクデビュー小倉（新馬、芝1800m）で、ドウデュース（牡2、栗東・友道）がデビューする。父はハーツクライ、母ダストアンドダイヤモンズは米重賞2勝で、BCフィリー＆メアスプリントで2着の実績がある。ハーツクライとシアトルスルーの血は相性が良く、これまでにGI2勝のスワーヴリチャードなどを輩出。調教では年長馬を大きく追走しながら先着する動きを見せており、仕上がりも順調。いきなりの好走を期待できそうだ。鞍上は武豊騎手。

【ドウデュース】
父ハーツクライ
母ダストアンドダイヤモンズ
母父Vindication

（Text:Hiraishi）
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