UMAJIN.net

おしらせ

【今週の重賞】[新潟記念]人気の中心はザダルか ギベオンは得意の距離で巻き返し狙う

■9月5日、新潟競馬場で第57回・新潟記念(GIII、芝2000m)が行われる。

夏の新潟開催を締めくくるサマー2000シリーズの最終戦。新潟芝外回り2000mの舞台は、中央競馬場で最長となる約660mの直線が最後に待ち受けているため、激しい追い比べになりやすく見応え十分な一戦となる。

ザダル(牡5、美浦・大竹)は、前走のエプソムCで、昨年の牡馬クラシック戦線で活躍したサトノフラッグや、ザダルと同世代の実力上位馬ヴェロックス、連勝で波に乗っていたファルコニアなどを抑えて勝利。約8カ月ぶりの実戦となったレースで、見事に重賞初制覇を果たした。芝2000m戦では過去に2勝しているし、新潟外回りコースでは3走前にメンバー中上がり3F最速タイムを出して勝利と、今回はさらに条件好転。1週前追いでは、美浦ウッドで余力を残し5F65秒7-1F11秒5と、ラスト1Fでは自身最速を計測と攻め気配も前走以上か。目下の勢いなら、重賞連勝の可能性十分だろう。

ギベオン(牡6、栗東・藤原英)は、3走前の金鯱賞が最低10番人気という評価での出走。牝馬三冠馬デアリングタクトなどGI馬4頭らが相手だったが、見事に逃げ切る大激走を果たした。その後は、2019年のダービー卿CT以来約2年ぶりにマイル路線へ。NHKマイルCで2着に好走した経験もあり、この距離でも期待されたが結局2マイラーズCで7着、古馬GI初挑戦の安田記念が9着と振るわない結果となった。大金星を挙げた2000m戦に距離を戻す。新潟コース自体は初めてだが、左回り自体は良さそう。重賞3勝目を目指す。

トーセンスーリヤ(牡6、美浦・小野)は、伯母に阪神JF勝ちやエリザベス女王杯2着のテイエムプリキュアがいる血統。5歳の年で条件クラスを突破すると、勢いそのままに続く新潟大賞典で重賞初挑戦ながら見事に勝利を飾った。その後は、宝塚記念へ駒を進めるなど5歳になってから充実した活躍を見せている。ここ最近は、今ひとつな結果が続いていたが、前走・函館記念で、ハンデ56キロを背負いながら2着に3馬身差という快勝を収めた。今回の新潟2000mでは新潟大賞典で1勝、4着1回の実績があり好相性と言えるだろう。重賞連勝へ、期待がかかる。

リアアメリア(牝4、栗東・中内田)は、母がBCジュヴェナイルフィリーズ勝ち、他にGI2着2回があるリアアントニア。デビュー2戦目のアルテミスSで重賞ウイナーとなると、2歳時に阪神JF、3歳シーズンの昨年は牝馬3冠戦にエリザベス女王杯と、ビッグレースの常連として活躍をつづけた。今年は阪神牝馬Sで9着、前走・ヴィクトリアマイルで13着などいまひとつ振るわないが、底力は上位のはず。アルテミスS勝ちが5カ月ぶり、ローズS勝ちが4カ月ぶりだっただけに、リフレッシュ効果が見込める今回は巻き返しがあっていいかもしれない。

ほかにも、半妹にオークス制覇のユーバーレーベンがいるマイネルファンロン(牡6、美浦・手塚)や、皐月賞、ダービーでの惨敗続きから巻き返しを狙うきさらぎ賞勝ち馬ラーゴム(牡3、栗東・斉藤崇)、オープン昇級初戦で即Vを狙うGI5勝馬アパパネの仔ラインベック(牡4、栗東・友道)ら勢い十分の馬や復活が期待される馬、若駒などが集結。熱戦に期待したい。
(Text:Isawa)

▽【関連リンク】
■【先週の結果】キーンランドCでアシタカ氏は馬連4550円的中! 齋藤翔人氏は馬単6720円&3連複6万5350円的中!

■新シーズン始動【Weekly POG2021⇒2022】先週の結果を公開中!

■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ

おしらせ一覧

PAGE TOP