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今週の2歳戦「ここが見どころ」

今週は牝馬路線注目の重賞、ファンタジーSが行われる。 まずはりんどう賞を勝って2連勝中のツルマルワンピース(牝、栗東・橋口)。最終追い切りは栗東坂路で安藤勝騎手を背に52秒3?13秒1。3歳500万のエーラゴーデオ相手に2馬身半先着した。安藤騎手は「前走の追い切りでは走る感触がなかったけど、今回はキビキビとしていて、確実に前走よりいいね。スタートが上手いから、自分でレースを組み立てられるね」とコメント。母ツルマルグラマーはファンタジーS2着がある馬。母越えを狙いたいところだ。 こちらも芙蓉Sを勝って2連勝としていホエールキャプチャ(牝、美浦・田中清)。最終追い切りとなった水曜は美浦の全休明けにもかかわらず坂路50秒4をマーク。古馬を含めたこの日の一番時計だった。田中清師は「ここ目標に稽古をしてきて、状態はいい。競馬をおぼえてきたし、長くいい脚を使うから楽しみ」と話してくれた。 ホーマンフリップ(牝、栗東・安田)の安田師からは「今週は古川騎手に乗ってもらって追い切りました。少し重いかもしれないと言っていましたが、それで51秒5ですからね。このひと追いで良くなると思います。ただ、前走はゲートで立ち上がって競走除外。福永騎手の進言で、今回はメンコをして臨みます。そして厩舎装鞍にして、なるべくイレ込まないように工夫するので、その効果があるようなら十分に力は通用すると思っています」とコメント。 ディープ産駒のケイティーズジェム(牝、栗東・藤原英)もエントリー。田代助手からは「馬の後ろに入れたらスッと折り合えたが、スピードが違い過ぎた感じだったね。長いよりも短い距離の方が間違いなくいいと思う。キャリア1戦なので揉まれた時にどうかという心配はあるが、そこはセンスでカバーして欲しい。小柄な牝馬なので、今週は反応を確かめる程度で十分」とコメント。 同じくディープ産駒のオースミマイカ(牝、栗東・昆)の昆師からは「前走は持ったままの手応えで止まったからね。馬場の影響が大きかったと思う。それに、勝った後は体をつくるためにだいぶ楽もさせたから。今回は跨った感触が前走とは全然違うとジョッキーが言っていた。良馬場が大前提だが、前回のようなことはないはず。距離はもっと延びてもいいと思っている」と話が聞けた。 百日草特別もディープ産駒に注目。前走の未勝利を楽々と逃げ切ったディープサウンド(牡、美浦・勢司)はここを目標に調整されてきた。今週の追い切りは美浦坂路を強めに追われ、53秒6?12秒0。先週50秒9を一杯でマークしているだけにこれで十分。勢司師も「能力は相当。広いコースもいいだろうし、楽しみ」と話してくれた。 500万条件の土曜京都7Rに出走するエイシンオスマン(牡、栗東・松永昌)が気になっているPOG指名者も多いかもしれない。「口向きが悪かった」と敗因が挙げられた前走デイリー杯2歳Sでは9着。松永昌師は「追って伸びるタイプでもないので、スピードを活かす条件で」と今回は1200m戦を選択。最終追い切りの坂路時計はエラーとなったが、53秒5をマークした同厩古馬エーシンビーセルズに馬なりで先着しており、稽古は上々。自己条件で巻き返したい。 新馬戦では土曜京都6Rの芝1600mが注目のレース。ここを予定していた有力馬の1頭、レッドディアーナが熱発で回避したのは残念だったが、それでもなかなかのメンバー構成。ディープ産駒の1頭コティリオン(牡、栗東・橋口)は「馬っぷりがいいし、すべて水準以上のものがある。バランスもいい。気性も素直だよ」と橋口師が話す。また同産駒のアドマイヤカーリン(牡、栗東・松田博)の松田博師は「気性に悪いところもなく、順調に乗り込めてデキはいい。稽古のいい走りがレースでも出せるだろう」と話してくれた。この2頭の対決に注目したい。 また日曜京都6Rのトーセンラー(牡、栗東・藤原英)も注目の評判馬。こちらについては過去のPOGニュースで採り上げているので、そちらで陣営の評価などを再確認しておいてほしい。 土曜東京6Rはメルマガでイグアス(牡、栗東・角居)を紹介しているが、ここも評判馬の多い1戦。ダイワクレバー(牡、美浦・池上)の池上師からは「大型馬で入厩当初はモサモサしていたが、ここ2週の動きは良く、好仕上がりだね。大トビでちょっと不器用な面があるから広いコースがベスト。息の長い末脚が使えそうだよ」と話してくれた。 また、金子真人HDのタングルジャングル(牡、美浦・後藤)の山田助手からは「オーナーサイドの要請で内田騎手に騎乗依頼。ホクレレでも乗っているからね。少しイレっぽの気性だけに、当日落ち着いていることが条件になるが、もっている潜在能力は高い馬。まともの走れば好レースになると思う」とコメント。 入厩当初から武藤師が大きな期待を寄せているケットシー(牡、美浦・武藤)も注目。「先週、後藤騎手に跨ってもらったが好感触を掴んでくれたようだ。とにかく走りのバランスが良く、大跳びだから東京の1800mという舞台はピッタリ。スイッチが入ったり入らなかったりと、まだ気性の幼さは残すけど、このメンバーに入っても引けは取らない。ここでいい勝ち方をするようなら、来年が楽しみになるね」と力が入っていた。 日曜東京4Rではマックスロンシャン(牝、美浦・伊藤大)をピックアップ。伊藤大師は「夏場一旦美浦に入厩したが、暑さ負けしたので、一旦牧場に出して再入厩させた。そのくらいの馬だから乗り込み量は十分だし、先週もウッドで馬なりで68秒台と動きも抜群。素材的にもいいものがあるし、初戦から好レースを期待している」とコメント。 ※関連ニュース ★ファンタジーSの出馬表・指数XはこちらからファンタジーSの追い切り情報はこちらから

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