おしらせ
【ブリーダーズCクラシック】佐藤哲騎手「負けは負けと認めるしかない」
第10RのBCターフが終わると、場内はそれまで以上にゼニヤッタ一色といったムードに包まれた。 ゼニヤッタが馬場に現れては拍手が起こり、パドックに入っては歓声が上がった。贔屓の引き倒しではないが、異様な盛り上がりをみせるムードにイレ込んだのは皮肉にもゼニヤッタだった。パタパタと四肢を浮かせては踏ん張るように地面に叩きつけるシーンもあった。 同様にカリカリした素振りをみせたのがエスポワールシチーだ。しかし、安達昭夫調教師が事前にリクエストしていた通り、真っ先にパドックから馬場へ入ると、スタンド前はしっかりと歩いてみせた。 レースはファーストデュードが逃げ、エスポワールは3番手。ゼニヤッタは例によって最後方。エスポワールは勝負どころで2番手へ上がり、4コーナーでは先頭に立った。しかし、残念ながらそこで力尽き、最後は10着に沈んだ。 ゼニヤッタは直線外から猛追をみせたが、わずかにブレイムを捉え切れず。デビュー以来の連勝が19で止まるとともに、BCクラシック連覇の夢も絶たれた。 なおエスポワール陣営のコメントは以下の通り。 安達調教師 「日本とは条件が違うとかいろいろありますが、正直言って力負けという感は否めません。ただ、エスポ自身は頑張って走ってくれました」 佐藤哲騎手 「砂が合わないとか言っても仕方ない。負けたのは事実。敗因を探せば沢山あるのだろうけど、負けは負けと認めるしかありません」 (ターフライター・平松さとし) ■ブリーダーズカップ特集はコチラ!日本代表を応援しよう! ※関連ニュース ★【ブリーダーズC・ターフ】デンジャラスミッジが直線半ばで抜け出して快勝!! ★【ブリーダーズC】佐藤哲騎手、レース直前インタビューを公開中! ★【ブリーダーズC】レースに騎乗した佐藤哲騎手が明かした作戦とは… ★【ブリーダーズC】エスポワールシチーは予定通りの運動