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【マイルCS】有力馬1週前追いレポート
今週末日曜日に第27回マイルCS(GI、芝1600m)が京都競馬場で開催される。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! ダノンヨーヨー 1000万下、1600万下、オープン特別そして重賞富士Sとここまで破竹の4連勝。そのポテンシャルを一気に開花させた感のあるダノンヨーヨーが一気呵成にGI獲りなるか。前走快勝の反動は少なく、中間の調整は順調。1週前追いとなった11日の坂路(栗東)調教では4F52秒2-1F12秒5(G前追う)をマーク。併せた相手ミッキーチアフル(古馬準オープン)を脚色優勢のまま2馬身近く突き放してみせた。管理する音無師が「やり過ぎたか…」と、一瞬慌てたほどの好時計だったが、余力をたっぷり残してのもの。目下の充実ぶりを大きく証明する内容となった。気合乗りは十分、馬体もピンと張っており心身ともにピークの状態だろう。 キンシャサノキセキ スプリントGIのタイトルホルダーが2年弱ぶりのマイル戦に挑む。前走スプリンターズSはセン痛による取消明けで状態が懸念されたが、地力をしっかり示し2着。その後短期放牧に出されたが緩んだ雰囲気はなく、状態は順当に良化している。11日はスタミナ強化を期し、坂路ではなく美浦ポリトラックコースで長めから。テンから意欲満々に進むと、終いの猛ゲキにもしっかり応えて5F61秒9-1F11秒7(G前追う)をマークした。騎手(宗像)が騎乗したものとはいえ、それを差し引いても出色の好時計。仕掛けへは鋭く反応し、スパッと切れていた。状態は文句なし、あとは距離がどうかだけだろう。今回新コンビを組むのはライアン・ムーア騎手。エ女王杯ではスノーフェアリーから戦慄の末脚を引き出した世界的名手が、2週続けてのGI勝ちを目論む。 サプレザ 昨年はこのレースで2番人気3着。“仏の女刺客”が雪辱を期し来襲だ。10月上旬の英GI・サンチャリオットSを勝っての来日という臨戦過程は昨年と同じだが、昨年はマイルCSが春から休みなしの6戦目、今年は夏に休養を挟んでこれが走り頃の秋3戦目。一度日本で走った経験が加味されることも考えれば、昨年以上の結果があってまったく不思議ではない。6日に日本へ到着。白井の競馬学校でじっくり調整されてきたが、食欲は旺盛で輸送の疲れはすっかり癒えたと見ていいだろう。12日に京都競馬場へ移動済み。水曜以降同競馬場のダートコースで追い切る予定となっている。 スマイルジャック 毎日王冠、天皇賞・秋ではやはり距離が影響したか、勝負どころからの伸びを欠いた。本領発揮できるマイル戦で巻き返したい。休み明けを2回叩かれ、状態は高いレベルで安定している。10日は美浦ウッドコースで追い切りバネの利いたフットワークで進み、直線では軽く仕掛けられた程度だったが、外目から一気に弾けた。格下馬相手に若干遅れての入線だったが、これは大差を追走したもので問題ないだろう。馬体も柔らかみがあって好気配。最終追いは終いの伸びを確認する程度で良さそうだ。 トゥザグローリー 秋に入り消化したオープン特別2戦では、トーセンジョーダンに0秒1差の2着、そしてナムラクレセントに0秒3差をつけ優勝。重賞タイトルこそないが、一線級とやれていい素地は示してきた。11日の1週前追いでは栗東ポリトラックコースで6F77秒5-1F12秒1(一杯)をマーク。テンから景気良く進んだが、終いも仕掛けにしっかり応え伸び切った。中2週とレース間隔詰まっているが、これだけビッシリやれるのは状態面の良さの証だろう。疲れは全く感じられない。前走時以上に落ち着きが出ており、折り合い面の進境も感じられるのも好材料だ。 テイエムオーロラ 前走府中牝馬Sでは抜群のスタートダッシュから、そのまま押し切り勝ちを収めた。中間も2週続けて栗東坂路で51秒台をマークするなど、デキの良さは際立っている。同型との兼ね合い次第だが番手の競馬もできるタイプ。一気の相手強化だが、あれよあれよの前残りは頭に入れておきたい。 ※関連ニュース 【カシオペアS】トゥザグローリーが“強い3歳世代”を猛アピール!!(2010年10月31日) 【富士S】マイルCSへ前途洋々!ダノンヨーヨーが重賞初制覇!(2010年10月23日) 【府中牝馬S】テイエムオーロラが逃走V!! 国分恭騎手と共に人馬重賞初制覇(2010年10月17日) ※関連情報 ★スマイルジャックに騎乗する三浦皇成騎手の公式ブログは必見です ★その他のニュース、重賞追い切り速報など「競馬最新ニュース」は要チェック! ★騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ! ★重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見! ★気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!