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【エリザベス女王杯】英愛オークス馬・スノーフェアリーが日本勢を圧倒!

 14日、京都競馬場で行われたエリザベス女王杯(GI、芝2200m)は、単勝8.5倍の4番人気に支持された英愛オークス馬・スノーフェアリー(牝3、英国・ダンロップ)が、直線で内から鮮やかに突き抜けて快勝した。勝ち時計は2分12秒5。  これが世界を制した実力。そう思わせるには十分過ぎる勝ちっぷりだった。道中は日本の3冠牝馬・アパパネ(牝3、美浦・国枝)をマークするように並んで6、7番手の中団を追走。勝負どころまでピタリと折り合い虎視眈々と勝機を窺った。  レースはテイエムプリキュア(牝7、栗東・五十嵐)が後続を大きく引き離す逃げに出たが、1000m通過は1分0秒1とそれほど速いペースではなく、中団から後ろの馬には厳しい展開になると思われた。しかし、スノーフェアリーの鞍上・ムーア騎手は慌てず内でジッと我慢。3、4コーナーの中間地点から徐々にアパパネ、リトルアマポーラが外に進路をとり進出するも、そこでも内で自分の競馬に徹した。  そして、勝負は最後の直線。各馬が馬場の良い外に出すなか、スノーフェアリーは迷わず内に突っ込み、ゴーサインが出ると矢のような伸びを見せる。前との差を一気に詰めると、残り300mで先頭に立って後続を引き離して独走状態に持ち込み、残り100mですでに勝負あり。大外からメイショウベルーガ(牝5、栗東・池添)が猛然と脚を伸ばすも、勝ち馬とは4馬身という決定的な差がついていた。  レース後のインタビューでムーア騎手は「このレース一本に目標を定めてきたので、今はとにかく嬉しさで一杯です。物見をするクセもありますが、スタートも上手くいって良い位置もとれて、道中もスムーズで良いレースができました。イギリス、アイルランドのオークスと比べても今日がこの馬のベストパフォーマンス。また機会があれば皆さんにお目にかかりたいと思います」と照れながら喜びを語った。  なお、2着は中団待機から直線大外に回して鋭く伸びた2番人気のメイショウベルーガ。3着はリトルアマポーラ(牝5、栗東・長浜)との追い比べをハナ差制した1番人気のアパパネが入線。秋華賞2着で3番人気に支持されていたアニメイトバイオ(牝3、美浦・牧)は、レース途中の鼻出血の影響で15着に敗れた。  配当は単勝850円、馬連1430円、馬単3590円、3連複1320円、3連単10170円。勝ったスノーフェアリーは父Intikhab、母Woodland Dreamという血統。JRAが指定する海外GI(英愛仏オークス、フラワーボウル招待など)の勝ち馬がエリザベス女王杯を勝利した場合9000万円のボーナスがあるため、1着賞金を含めて1億8000万円を獲得した。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連コラム ★高井大輔コラム「世界の競馬はでっかいぞ!」はコチラ! ※関連情報 ★【UMAJINグランプリ】でも3人の記者がエリザベス女王杯を的中!騎手、調教師など競馬関係者ブログが満載の「ブログ王国」はコチラ!重賞のデータ予想、追い切り速報など充実の「レース情報」は必見!気になるあの馬の能力値は?「指数X」は枠順確定後に無料公開!

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