おしらせ
【ジャパンC】出走予定海外馬レポートその1
■モアズウェルズ 牡6、仏国・R.ギブソン 父サドラーズウェル 母エンドースメント(母の父ウォーニング) 前走カナディアンインターナショナルSは、同じくジャパンCに出走予定のジョシュアツリーに頭差及ばず、惜しくも2着。しかし、4コーナーでやや外へ出した際、他馬と接触した不利がなければ、さらに際どい争いとなっていただろう。こちらもジャパンCに出走予定のフィフティープルーフ(5着)には、先着を果たしている。 24日は東京競馬場のダートコースで、7Fから強めに追われて94秒8の時計。余力を残しつつしっかり時計も出ており、動き自体は悪くない。過去との比較はつかないが、好調と言えるのではないか。R.ギブソン師も「輸送から順調に来て、動きも良いので満足しています」と笑顔で語った。同馬は左回りに強く、全7勝はすべて左回り。前走カナディアンインターナショナルSも左回りでの好走であり、府中という舞台への適性は高そうだ。 通算成績:33戦7勝、2着7回、3着5回、総獲得賞金:約1億1,040万円 主な戦績 :10年ストックホルムカップインターナショナル(典GIII)1着、10年カナディアンインターナショナルステークス(加GI)2着 ■ダンディーノ 牡3、英国・J.ギブン 父ダンシリ 母ジェネラスダイア(母の父ジェネラス) 24日、東京競馬場のダートコースで追い切りを敢行。9Fから楽に走らせ137秒。意欲的に長めから追われたものの、最後までピッチが上がることなく流してゴールしており、その走りから状態は判断しづらい。ただウィリアムス助手は「今朝の動きは上々。昨日は馬場に出てすぐに物見をしていましたが、今朝は慣れたのか自ら走りたくてウズウズしていた」とデキの良さを強調する。今シーズンは4戦4勝と絶好調。まだ3歳という伸び盛りでの来日の理由を、同助手は次のように表現した。 「日本のような硬い馬場が彼のベストフィールド。前走のセントレジャー(8着)は、馬場が軟らかくて踏ん張りが利かなかったから悲観はしていません。マルレナン騎手も芝コースの感触は最高だと絶賛していましたよ。日曜日がとても楽しみ」とのこと。日曜日の東京は晴れ予報、良馬場なら一発があっても驚けない。 通算成績:8戦4勝、2着3回 総獲得賞金:約1,280万円 主な戦績 :10年ゴードンS(英GIII)2着 ■シリュスデゼーグル セ4、仏国・C.バランドバルブ 父イーヴントップ 母ターユドゲ(母の父セプティエムシエル) 26戦して8勝、2着11回の超堅実派。ただ来日以来、他の馬に比べると最もテンションが高く、馬場でもかなり掛かり気味なのが気掛かりだ。ポワンソレ調教助手は「いつもカリカリしているから心配ない。元気な証拠だよ。彼には海外での経験があるから、環境の変化には全く動じていないよ」と、流暢な英語でコメントするフランス人。昨年の香港ヴァーズではジャガーメイルと半馬身差。不気味な1頭には違いない。 25日は目立った時計を出すことはできなかったが、キビキビとしており、前日よりリラックスした動きを見せた。体重以上に馬体を大きく見せており、アウェーでありながらも元気は一杯か。 通算成績:26戦8勝、2着11回、3着4回、総獲得賞金:6,400万円 主な戦績 :10年ドラール賞(仏GII)1着、09年コンセイユ・ド・パリ賞(仏GII)1着、09年プランス・ドランジュ賞(仏GIII)1着 ■マリヌス 牡4、仏国・F.ヘッド 父ニューメラス 母マレン(母の父パノラミック) 10月3日の凱旋門賞に出走。日本のナカヤマフェスタには及ばなかったが、ヴィクトワールピサには先着し6着と健闘。しかも後方待機策から外へ出し、残り300mで他馬と接触する致命的な不利を受けている。日本の皐月賞馬を物差しにすれば、決して侮れない存在だ。 24日は東京競馬場のダートコースにて、軽く足慣らし。バルベデット調教助手によると、今後も同じように軽い調教メニューをこなしていく予定で、レース当日まで芝コースには入れないとのこと。また状態に関して、同助手は「馬の調子は申し分ないですし、調教を見ていても大変動きが良かった」と太鼓判を押している。 通算成績:全19戦4勝、2着7回、3着3回、総獲得賞金:4,740万円 主な戦績 :10年ドーヴィル大賞(仏GII)1着 ※関連リンク ★【ジャパンC】出走予定海外馬レポートその2 ★【ジャパンC】ジョシュアツリー連日好時計!! 本気度◎ ★【ジャパンC】有力馬1週前追いレポート ★専属TMの「S」印はどの馬に? ジャパンC・京阪杯の全馬追い切り情報をチェック! ★ブエナ、ナカヤマ、ジャガー…数値トップはどの馬?「指数X」を無料公開!