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【今週の新馬戦・注目馬】桜花賞馬・ハープスターの仔やディープインパクト産駒の2億円ホースなどがデビュー

■9月11日の中山競馬場第4R・メイクデビュー中山(新馬、ダ1200m)で、リオンラファール(牡2、美浦・矢野)が初お目見え。現役時代には朝日杯FSを制し、昨年キングカメハメハの後継として種牡馬デビューを果たしたリオンディーズが父。母のソラコマチは中央1勝馬だが、その1勝は新馬勝ちだった。ふたつ上の半兄・ジェネティクスは中央ダート5勝の現役オープン馬で、デビューから9戦連続で1番人気に支持されている素質馬。また母同様に新馬戦で初勝利を収めており、仕上がりの早さも見せている。6月初旬より美浦坂路を中心に乗り込まれ、調教本数は十分すぎるほど。ウッドコースで行なわれた最終追い切りは準オープン馬を追いかけて併入に持ち込んでおり、仕上がり具合は良好だ。タッグを組むのは父をGI戴冠に導いたM.デムーロ騎手。

【リオンラファール】
父リオンディーズ
母ソラコマチ
母父サクラバクシンオー

■9月11日の中山競馬場第5R・メイクデビュー中山(新馬、芝2000m)で、エールトゥヘヴン(牡2、美浦・戸田)が福永騎手を背にデビューを迎える。父はロードカナロアで、母は桜花賞馬のキストゥヘヴン。ひとつ上の全兄・タイムトゥヘヴンは京成杯とニュージーランドTでいずれも2着に好走しており、早い時期からの活躍が見込める配合。また、オーナーのDMMドリームクラブはこの兄からこのきょうだいを所有するようになり、きょうだいの中で兄が最も活躍しているという事実も見逃せない。6月初旬から美浦トレセンで時計が出されていて、戸田師が付きっきりで調教をつけている。ほとんどが馬なり調教ながら、コースでじっくりと併せ馬が行なわれており、仕上がりは上々。中山は戸田厩舎が得意とするコースなので、いきなり勝ち負けに走ってくる可能性は大いにある。

【エールトゥヘヴン】
父ロードカナロア
母キストゥヘヴン
母父アドマイヤベガ

■9月11日の中京競馬場第4R・メイクデビュー中京(新馬、芝1600m)で、アドマイヤラヴィ(牝2、栗東・友道)が、先週の新馬戦で土日とも勝利を挙げている武豊騎手のエスコートでデビュー戦に臨む。ロードカナロア産駒の同馬はクイーンC勝ち、オークス3着のアドマイヤミヤビの一番仔だ。1週前追い切りでは、栗東CW3F38秒2-1F12秒2(一杯)と初戦に向けての仕上げはほぼ完了。さらに当週は火曜もCWで時計を出したうえ、水曜の最終追い切りは芝で武豊騎手が跨り、2歳未勝利馬を追いかけて先着と、意欲的にメニューを消化した。母同様に初戦から好走が期待できそうだ。

【アドマイヤラヴィ】
父ロードカナロア
母アドマイヤミヤビ
母父ハーツクライ

■9月11日の中京競馬場第5R・メイクデビュー中京(新馬、芝1400m)で、サーマルウインド(牝2、美浦・奥村武)が、川田騎手を背にデビューする。父は今年が初年度産駒デビューも先週の札幌2歳Sで産駒初重賞制覇を早々成し遂げたドレフォン。曾祖母はウインドインハーヘアで近親にディープインパクトら、活躍馬が数多くいる血統だ。ドレフォン産駒は9月5日終了時点で新馬勝ちが41頭中6頭、3着以内が12頭で複勝率約3割という好成績。サーマルウインドは先週除外となり1週スライドしての出走となる。追い切りでは、先週に続き格上馬と併せ馬をし互角入線と、デキを維持したままで除外の影響はなさそうだ。またこのレースにはビッグアーサーの半弟セキフウ(牡2、栗東・武幸)が出走する。最終追い切りでは鞍上の浜中騎手が跨り、本番に向けて気合いを注入。栗東CW3F36秒8(一杯)で2歳未勝利馬の内を走り、力強く先着を果たした。兄のようなスピード感ある走りを期待したい。

【サーマルウインド】
父ドレフォン
母ラフィエスタ
母父スペシャルウィーク

【セキフウ】
父ヘニーヒューズ
母シヤボナ
母父Kingmambo

■9月12日の中山競馬場第3R・メイクデビュー中山(新馬、ダ1800m)で、コマノカモン(牡2、美浦・伊藤圭)がデビュー戦を迎える。4代母リンデンリリーはエリザベス女王杯勝ち馬で、近親に京成杯を制したコマノインパルスなどがいる血統だ。美浦の坂路とウッドコースを併用し乗り込まれてきた同馬。最終追い切りではそのウッドコースでラスト1F11秒6と上々の動きを見せた。血統的には芝向きのようにも思えるが、ダートの名門・伊藤圭厩舎がこの舞台を初戦に選んだということは秘めるダート適性が高いことの証だろう。コマノインパルスを重賞馬に導いた田辺騎手を背に、いきなりの好走を狙う。

【コマノカモン】
父ルーラーシップ
母コマノスクアーロ
母父ゼンノロブロイ

■9月12日の中山競馬場第5R・メイクデビュー中山(新馬、芝1600m)で、ライラスター(牡2、美浦・岩戸)が満を持してデビュー戦に臨む。父は現役時に国内外のGI6勝、種牡馬としてはアーモンドアイ、サートゥルナーリアらを送り出しているロードカナロア。母は桜花賞を勝ち凱旋門賞にも挑んだハープスター。祖母は牝馬クラシック2冠を制したベガという折り紙付きの良血馬だ。精神面を考慮し、稽古ではまだそこまで攻め込まれていないが、併せ馬で古馬にしっかり食らいついており、競馬センスはかなり高そう。母の主戦でもあった川田騎手を背に、“一等星”への第一歩を勝利で飾れるか。またこのレースにはカレンブラックヒル産駒フリフリ(牝2、美浦・伊藤大)もエントリー。母ブライトエンプレスは2歳重賞など金沢で11勝、伯父に米子Sなど中央で5勝を挙げたケントオーがいる。先週の新潟新馬戦を除外となりこちらにスライド。今週は坂路で素軽く動いており、乗り込みが進んだ分いい態勢で臨めそうだ。鞍上は石川騎手。

【ライラスター】
父ロードカナロア
母ハープスター
母父ディープインパクト

【フリフリ】
父カレンブラックヒル
母ブライトエンプレス
母父ブラックタイド

■9月12日の中京競馬場第3R・メイクデビュー中京(新馬、ダ1800m)で、グレッチャー(牡2、栗東・安田隆)がデビューする。父はUAEダービーを勝ち、米クラシック3冠にフル参戦したラニ。半兄に中央7勝、交流重賞・名古屋グランプリで2着に入ったアングライフェン、叔父にJCダートなどGI級4勝、ドバイワールドCで2着のトランセンドがおり、砂での飛躍を否応にも意識させる血統背景の持ち主だ。8月25日の坂路調教では4F51秒8(一杯)、9月2日のCW追いでは3F37秒9(一杯)をマークできており、脚力は水準以上のものがありそう。中央ではいまだ産駒勝ち鞍がない父に、初白星をプレゼントすることができるか。鞍上は岩田康騎手。

【グレッチャー】
父ラニ
母レッドスレッド
母父パントレセレブル

■9月12日の中京競馬場第5R・メイクデビュー中京(新馬、芝2000m)で、ジャスティンパレス(牡2、栗東・杉山晴)が初陣を迎える。父はディープインパクト。母は米で5勝、半兄に米3冠最終戦ベルモントSなどGIを2勝したパレスマリスがいる血統で、昨年のセレクトセール1歳セッションにおいて1億9000万円(税抜)で落札された期待馬だ。7月上旬にゲート試験を合格した後は成長のため放牧に出され、8月中旬に帰厩。秋競馬開幕週デビューを念頭に、順調な調整が進んでいる。先週の併せ馬で反応の鈍さを見せたが、今週の稽古では素軽さに進境を感じさせた。まだ学習途上といった雰囲気はあるものの、ひとまず走れる態勢だろう。鞍上はC.ルメール騎手。またこのレースには、ドゥラメンテ産駒のアカデミー(牝2、栗東・吉岡)も鞍上M.デムーロ騎手でスタンバイしている。名牝バレークイーンに連なる母系で、大伯父に皐月賞馬ヴィクトリー、叔父に青葉賞を快勝し日本ダービーでは1番人気3着だったアドミラブル。ひとつ上の半姉アールドヴィーヴルは今年の桜花賞、オークスでそれぞれ5着に入った。今週、芝コースでの最終追いでは年長馬を楽に追い詰め併入。好仕上がりと見て良さそうだ。

【ジャスティンパレス】
父ディープインパクト
母パレスルーマー
母父Royal Anthem

【アカデミー】
父ドゥラメンテ
母イサベル
母父ディープインパクト

(Text:Nishimura/Funaki/Hattori/Hiraishi)

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