おしらせ
【今週の重賞】[京成杯AH]グレナディアガーズがBCマイルに向けて秋初戦に挑む
9月12日、中山競馬場で第66回・京成杯AH(GIII、芝1600m)が開催される。秋競馬の幕開けを告げる伝統のハンデ重賞に今年は20頭が登録している。
グレナディアガーズ(牡3、栗東・中内田)がこのレースから始動する。昨年の朝日杯FSでは、7番人気ながら1分32秒3という2歳コースレコードで完勝。マイラーとしての完成度の高さを見せつけた。しかし、この春はファルコンSでは2着、NHKマイルCでは3着とあと一歩の結果に。今秋は米国遠征を敢行し、BCマイルに挑戦する予定の同馬。このレースをキッチリ制し、勢いをつけて大舞台に臨みたいところだろう。
ステルヴィオ(牡6、美浦・岩戸)は2018年のマイルCS勝ち馬。その後は京王杯SCで2着、スワンSで2着と勝ち切れないレースが続いている。前走根岸Sではダートに活路を求めたものの、終わってみれば10着と厳しい結果に。中山コースはこれまでに3回走って、スプリングSで1着、中山記念は3着と相性のいい舞台。唯一の着外も皐月賞の4着。仕切り直しとなる今回は捲土重来を期す一戦となる。
今年2月の東京新聞杯勝ち馬・カラテ(牡5、美浦・高橋祥)は前走の関屋記念でロータスランドの2着。NHKマイルCでグレナディアガーズに先着したソングラインに競り勝ってのものであり、実力は上位だ。中山マイルは1月の若潮Sを好時計で快勝した得意の舞台。父が果たせなかったGI制覇に向けて、ここは是非とも勝ちたいレース。
3連勝中のカレンシュトラウス(牡4、栗東・平田)にも注目が集まる。昨年のこの時期は1勝クラスで惜敗を続けていた馬だったが、昨年11月の高湯温泉特別に優勝すると、そこから馬が変わったかのように白星を重ねている。前走の桑名Sでも大外から次元の違う末脚で前を交わして勝利した。好位からでも中団からでもレースを進められる自在性を武器に、4連勝での重賞初制覇を狙う。
3歳馬バスラットレオン(牡3、栗東・矢作)は今回が古馬との初対戦。同舞台で開催された4月のNZTでは2着に5馬身差をつける快勝を演じたが、余勢を駆って臨んだNHKマイルCでは落馬のため競走中止、ダービーでは距離に泣き15着と大舞台では不完全燃焼の結果に。そこから休養を挟み、立て直されて臨む一戦。NZTで見せたパフォーマンスは古馬相手でも十分通用するものであり、当然ここでも侮れない。
(Text:Hiraishi)
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