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【朝日杯FS】有力馬1週前追いレポート
2歳チャンピオンを決する第62回朝日杯フューチュリティS(GI、芝1600m)が中山競馬場で今週末日曜日に開催される。ここへ出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! サダムパテック 前走東京スポーツ杯2歳Sでは1頭だけ次元の違う脚を繰り出し2着に3馬身半差をつける完勝。世代トップの実力者が、2歳王者の座を狙う。前走はあっさり抜け出したレースだっただけにダメージは少なく、中間の調整は順調。8日は栗東坂路でマイネルガネーシャ(2歳500万下)と併せられたが、一杯に追われる相手を尻目に余裕の手応えのまま先着して見せた。タイムは4F53秒2-1F12秒9(馬なり)。デビュー以来使い詰めだが疲れた様子はなく、好調をキープできていると見ていいだろう。課題はスタート難だけだ。 グランプリボス デイリー杯2歳Sでは道中ハミを噛んでしまいラストで失速、しかし続く前走京王杯2歳Sでは折り合い面に進境を見せ快勝した。中間は一旦短期放牧に出され11月末に帰厩。落ち着きがあるのも好材料だが、古馬を思わせるほどに逞しく重量感ある馬体はひときわ目を惹く。帰厩後さっそくの追い切り(2日)で栗東坂路51秒台をマーク、その分1週前追いとなった9日の追い切りは終いだけ伸ばされたが、序盤にしっかりタメがききラストに弾ける好内容。タイムは4F54秒9-1F12秒0(G前追う)。馬体面、気配面ともに目下ピークの状態か。 アドマイヤサガス 前走デイリー杯では後の2歳女王レーヴディソールに完敗の2着だったが立ち回りの巧さは光っており、中山マイル戦では有効な武器となってこよう。前走後は短期放牧に出されリフレッシュ、11月中旬に帰厩してからは入念な乗り込みが続いている。8日は栗東坂路でスズカコーズウェイ(古馬オープン)と併せ馬。ラストは激しい追い比べになったが、半馬身先着を果たしてみせた。若干太め残りだが、最終追いでちょうど良くなってきそう。 マジカルポケット 新馬戦、函館2歳Sと2連勝し、その後京王杯2歳Sでの復帰を目論んでいたが、熱発があり回避。ぶっつけでここに挑む形になったが、調教再開後の動きは軽快だ。8日は栗東ウッドコースでラジオNIKKEI杯出走を目指すオールアズワン(2歳オープン)と併せられたが脚色優勢のままリードを保ち、同厩のライバルに1馬身先着した。タイムは6F81秒9-1F12秒3(強め)。4カ月半ぶりのレース、初の急坂コース、初の輸送、2F延長と克服課題は数多いが、仕上がり過程は申し分ない。 リアルインパクト 父ディープインパクト、兄にアイルラヴァゲインの良血馬。関東期待の星が偉大な父に初GIタイトルを献上することができるか。前走京王杯2歳Sでは出遅れがありながら、インから渋太く伸びて2着を確保。中間は意欲的な調整が続き、状態はさらに上向きだ。9日、美浦ウッドコースで追い切られたがプロセッション(古馬オープン)を相手に終始馬なりを保って“おいでおいで”状態。最後までリードを保って大きく先着した。気配は絶好。 リベルタス 出世レース千両賞で勝ち上がり。中1週での臨戦となるが、12日の日曜追いで坂路4F52秒9(馬なり)をマークしており体調面には何の不安もないだろう。こちらも父ディープインパクト、兄にローエングリンの良血馬だ。 ※関連リンク ★【東スポ杯2歳S】サダムパテックが3馬身1/2差をつける圧勝! ★【京王杯2歳S】グランプリボスが前走惨敗から見事な巻き返し! ★年内一杯参加OK! 賞金総額1000万!の「UMAJIN-POG2010-2011」エントリー受付中! ★2歳戦は特に調教注目!!「レース情報」では水・木の全馬追い切りを速報します