おしらせ
【フェアリーS】ダンスファンタジアが関東で見事に逆襲!
10日、中山競馬場で開催された第27回フェアリーS(GIII・芝1600m)は、1番人気のダンスファンタジア(牝3、美浦・藤沢和)が、直線豪快に伸び快勝した。勝ちタイムは1分33秒7、鞍上はアントニオ・クラストゥス騎手。 スタート直後は大外16番アポロジェニーが押してハナを奪うが、イングリッドがかかり気味に進出し向正面で先頭に踊り出る。2番人気アドマイヤセプターは内々の3番手で折り合い、ダンスファンタジアはラチ沿い7番手あたりに位置するという道中の展開。直線に入り先行勢が脚色を失うと、道中5番手のスピードリッパーとアドマイヤセプターの2頭が追い比べを開始。しかし4コーナーで外に持ち出していたダンスファンタジアが別格の末脚を繰り出すと坂を登りきったあたりでリッパー、セプターの追い比べを尻目にあっさり先頭に進出。そのままグングン差を広げ、2着に2馬身半差をつけ優勝した。2着は直線入り口からの追い比べを制した7番人気スピードリッパー。クビ差の3着にアドマイヤセプター。 勝ったダンスファンタジアは父ファルブラヴ、母は桜花賞馬ダンスインザムード(その父サンデーサイレンス)という血統。前走GI・阪神JFで2番人気に推されるもレース前からのテンションの高さが影響し折り合いを欠いて9着に終わっていたが、慣れた環境である美浦からの出撃となった今レースで見事に巻き返した。環境への慣れという克服課題こそ依然残るものの、桜花賞親仔制覇へ向け大きく視界の広がる重賞初制覇となった。なお2着スピードリッパーもファルブラヴ産駒だった。配当は単勝230円、馬連1,890円、馬単2,750円、3連複2,750円、3連単13,600円。 ※詳しいレース結果はコチラ