おしらせ
【シンザン記念】レッドデイヴィスが前走降着のうっぷん晴らす
9日、京都競馬場で行われた第45回シンザン記念(GIII・芝1600m)は、7番人気の伏兵レッドデイヴィス(セン3、栗東・音無)が、好位追走から直線で楽に抜け出して快勝。前走で降着処分(1位入線)を受けていたが、そのうっぷんを晴らした。勝ちタイムは1分34秒0、鞍上は浜中騎手。 レースは予想通り、シゲルソウサイ(牡3、栗東・湯窪)がハナに立ち、淀みのないペースで引っ張る。レッドデイヴィスは好位の3番手、2連勝中で人気に推されたドナウブルー(牝3、栗東・石坂)は中団に位置取り、ドリームジャーニーの弟オルフェーヴル(牡3、栗東・池江寿)が後方で脚をためる。 直線を向くとシゲルソウサイは脱落、替わってレッドデイヴィスが先頭に躍り出ると、残り100mでセーフティリード。あっさりと突き抜けた。前走では空馬に驚き、物見をして降着になったが、この日は若さも見せずに快勝。セン馬のためクラシックへの出走は不可能だが、先々が楽しみになる勝ちっぷりだ。 一方、人気のドナウブルーは、特にレース序盤で折り合いに苦労していた。鞍上の福永騎手が立ち上がるほど手綱を引っ張るシーンもあり、直線で脚を伸ばすも5着まで。また、こちらも気性面に課題を残すオルフェーヴルは、この日は1枠1番からのスタート。池添騎手が道中はラチを頼らせ、直線で大外に持ち出すという好エスコートで、持ち味を引き出し2着に食い込んだ。今後のことを考えると、ここでの賞金加算は大きい。 なお3着には1戦1勝ながら重賞に果敢に挑戦したマルセリーナ(牝3、栗東・松田博)が入線している。配当は単勝2,230円、馬連8,890円、馬単22,230円、3連複35,480円、3連単279,230円。勝ったレッドデイヴィスは父アグネスタキオン、母ディクシージャズ(その父トニービン)という血統。 ※詳しいレース結果はコチラ