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【アメリカJCC】有力馬1週前追いレポート
春の古馬中長距離戦線の行く末を占う伝統の重賞・第52回アメリカJCC(GII、芝2200m)が今週末の日曜日、中山競馬場で開催される。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! トーセンジョーダン 3連勝と勢いに乗り挑んだ有馬記念では、積極先行策から勝ち馬に0秒3差の5着。本格化は疑いようがない。短期放牧明けになるが、緩めずにシッカリと乗られており馬体はスッキリ。前走時以上の張り具合だ。13日は栗東坂路で追われ4F52秒9-13秒1(一杯)。併走馬相手に遅れ入線したが大幅先行を追ったもので問題はないだろう。スムーズな脚捌きは好感が持てるもの。あとひと追いで臨戦態勢整ってきそう。 コスモファントム 前々走中日新聞杯では後に有馬記念で3着するトゥザグローリーの2着。続く前走中山金杯で重賞初制覇と、こちらもこの冬で一気に本格化を果たした印象。レース間隔詰まっているが前走後の回復は早く、すぐに乗り出せている。15日は栗東坂路で馬なり調整となったが終いにまずまずの伸びを披露し、疲れは感じられない。いい状態で安定していると見え、最終追いはサラッと流す程度で大丈夫だろう。馬体はグンと成長し、気合を表に出すようにもなってきた。心身ともに充実して勢いが感じられる。 ネヴァブション 有馬記念で8着。連戦の疲れもありここへの出否は微妙だったが、13日の追い切りでは北Cコースに入り長めからしっかり追われて素軽い伸びを披露。3連覇を狙っての出走にゴーサインが出た。ただ、昨秋のジャパンC(除外)時がピークの仕上がりで調子は良くてギリギリ平行線か。年齢的に再上昇カーブへの期待はしづらく、地力でどこまでやれるかといったところ。 マルカボルト 1000万下、準オープンと連勝中。試金石の一戦となる。馬体重こそ増えていないものの実が入り、ドッシリとした重量感が出てきているのが印象的だ。13日は栗東坂路で追われ格下馬に遅れ入線、時計も4F54秒7-13秒8(一杯)とひと息の動きだったが坂路では目立たった時計を出さないタイプ。懸念視は不要だろう。前走時にほぼ仕上がっており、最終追いはコースで流す程度になりそう。レースではマイペースで行けるかどうかがカギ。 サンライズベガ 13日は僚馬ドモナラズと併せられ、大幅に先着。相手はケイ古駆けしないタイプだが、重い馬場のなか自身の伸びも上々だった。久々になるが仕上がりは良さそう。 ミヤビランベリ 長期休養明けを叩かれたが、馬体はまだ立派過ぎる感じ。実戦で走れる体つきとは言い難い。それだけにこの中間は実にハードに乗り込まれているが、冬場だけに思うように絞り切れない様子。13日は加藤敬師自らが跨り終いにステッキがビシビシ入る追い切りを消化したが反応はいまひとつ。もう少し時間が掛かりそうだ。 ダイワジャンヌ ハンデ52キロで出走した中山金杯でコスモファントムに0秒2差(6着)。今回は別定55キロでどこまでといった感はあるが、中山芝では【1.2.1.1】。唯一の着外がその金杯6着だけに、コース相性の良さから粘りこみは考えておきたい。前走のダメージは少なく、14日にはポリトラックコースで軽快な動きを披露。高いレベルで好調は維持できていると見ていいだろう。 ※関連リンク ★【アルゼンチン共和国杯】トーセンジョーダンが悲願の初重賞制覇! ★【中山金杯】コスモファントムが悲願の重賞初V ★水・木はアメリカJCC出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見 ★アメリカJCCの出走各馬の? 「指数X」は枠順確定後に無料公開!