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【京都記念】有力馬1週前追いレポート
第104回京都記念(GII、芝2200m)が今週末の日曜日、京都競馬場で開催される。出走を予定している有力馬たちの1週前追い切りの模様を詳細レポート! トゥザグローリー 中日新聞杯で重賞初勝利後、有馬記念でタイム差なしの3着。良血馬がグンとその素質を開花させてきた。有馬記念後も緩めず乗り込まれており、順調にきている。2日は栗東ポリトラックコースに入りオープン馬バーディバーディを8馬身ほど後方から追うと、豪快なフットワークを繰り出し併入フィニッシュに持ち込んだ。これで2週続けてのハード追い。体調が良く、馬体になんの不安もないからここまで鍛えられるのだろう。本格化前は走りに気負うようなところがあったが、ここへ来て落ち着きが出てきたのも好材料。年を越してひと皮もふた皮も剥けて、一段とスケールアップした感がある。 ヒルノダムール 鳴尾記念に続き、日経新春杯でもルーラーシップの2着。再度得意の京都コースでのレース、悲願の初タイトルを掴みたい。この中間は坂路とコースを併用してハードに乗り込まれて、重量感のある体つきを保っている。デキ落ちは感じられない。2日は栗東ウッドコースに入り格下馬を3馬身ほど追走、脚色で圧倒しクビ差先着を果たした。時計も6F81秒9-1F11秒8(馬なり)と上々のもの。高いレベルで安定していると言っていい。 ビッグウィーク 菊花賞以来となるが体全体に筋肉が付いて、幅、厚みが増した。動きにしても以前のような上体の上がる走りをしなくなった。身のこなしに柔らかさが出てきており、そのぶん追っての反応が一段と良くなって切れが出てきている。1月21日から速い時計を出し始め、2日は栗東坂路でゲシュタルト(オープン)と併せ馬。脚色で圧倒され、アオられっぱなしの内容となったが踏ん張って併入フィニッシュに持ち込んだ。時計は4F52秒1-1F12秒9(一杯)。追い本数は正直足りない印象だが、最終追いでビッシリやればなんとか態勢整ってきそう。 メイショウベルーガ 調教再開後は得意コースでの巻き返しに向け意欲的な内容を消化している。2日は栗東ウッドコースに入り実戦並みの併せ馬を敢行、ゴール前の叩き合いを制し、先行した相手をキッチリ差し切った。馬体も締まっており、ひと息入れられた影響は感じられない。 オウケンブルースリ 前走有馬記念では先行策に新味を求めたが、結果は11着。その後も緩めず調整されており、まずは順調。4日に栗東坂路で僚馬ミッキードリーム(オープン)と併せられ先着したものの、馬なりの相手に終始アオられた不満の残る内容だった。状態は良くて平行線といったところか。最終追いでどのくらい気配を戻してくるか、注目したい。 ダノンシャンティ 長期休養明けの有馬記念をひと叩きされ驚くほど良くなってきた。見ていて怖いぐらいの気迫、凄みが戻ってきている。ホライゾネットの効果もあって、集中力が高まっているのもいい。2日は安藤勝騎手が跨り、栗東ウッドで僚馬モンテクリスエス(オープン)を3馬身ほど後方から追走。余裕の脚色で取り付き馬体を並べると、ラストは一杯まで追われる相手を尻目に軽く仕掛けられた程度で1馬身突き放しての先着フィニッシュを果たした。“ガス抜き”されたことで目下絶好の気配と言っていい。 ※関連リンク ★昨年はブエナが2010年始動戦で快勝!…【京都記念】ブエナビスタ貫禄勝ち!ドバイへ向け視界良好(2010年2月20日) ★【中日新聞杯】トゥザグローリーが重賞初制覇!! ★【京都大賞典】メイショウベルーガまた牡馬を蹴散らす!! ★【菊花賞】人気馬を抑えてビッグウィークが最後の一冠制す! ★【NHKマイルC】ダノンシャンティがレコードV ★水・木は京都記念出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見 ★京都記念の出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!