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【京都記念】名伯楽へラスト重賞V贈る!トゥザグローリー
栗東 DP 良 一杯 78.0-62.2-48.3-35.5-11.3 父はキングカメハメハ。母はエリザベス女王杯勝ちにドバイWC2着(いずれも00年)の名牝トゥザヴィクトリー。有無を言わせぬその血統背景より早くからその素質に期待が懸けられていたトゥザグローリーだがクラシック戦線では目立つ活躍は残せなかった。しかし昨年12月の中日新聞杯で重賞初制覇、そして前走有馬記念で勝ち馬にタイム差なしの3着。その本格化ぶりには目を見張るものがある。 「お母さんも良くなってきたのは4歳になってから。去年の秋からの成長度は凄いけど、これからもっと伸びる馬ですよ」と、池江郎師はこちらも自らが管理していた母の名を引き合いに出して伸びシロの大きさを強調する。 2010年は10戦使われたが、バリバリの成長期を迎えているとあって疲れた様子は微塵もない。前走後も厩舎に置かれ入念すぎるほどの調整が続いている。9日に行われた最終追い切りでは僚馬バーディバーディと併せ馬を敢行。相手も翌週フェブラリーS出走を控えているだけに実戦並みのガチンコスパーとなったが、ゴール前での火の出るような攻防では闘志をあらわにしアタマ差先着を果たした。 「相手は自分からハミを取るけど、こちらは仕掛けないとハミを取らないタイプ。ただ、鞍上が仕掛けてやればしっかり動いてくれますね。時計は予定通りだったし、いい動きでした」と、手綱を取った池江助手は満足げな表情を浮かべ態勢十分をアピールした。 トゥザグローリーを管理する池江郎師は定年によりこの2月いっぱいで引退。先々週は京都牝馬Sでヒカルアマランサスが2着、先週は東京新聞杯でキングストリートが2着、小倉大賞典でバトルバニヤンとリルダヴァルが2着・3着とここへ来て大攻勢をかけている池江郎厩舎だが惜しくも優勝には手が届いていない。伝統のGII戦で、名伯楽に最後のタイトルをもたらす走りを見せることができるか? ※関連情報 ★【有馬記念】皐月賞馬・ヴィクトワールピサがブエナビスタの猛追を凌ぎV トゥザグローリーは3着 ★【中日新聞杯】トゥザグローリーが重賞初制覇!! ★水・木は【京都記念】【共同通信杯】【クィーンC】出走全馬の追い切りをジャッジ! 「レース情報」は必見 ★全レース出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!