【フェブラリーS】トランセンド　好ダッシュから先頭譲らずGI連勝！

　20日、東京競馬場ではダート王決定戦・第28回フェブラリーS(GI、ダ1600m)が行われ単勝3.5倍の1番人気に推されたトランセンド(牡5、栗東・安田)が、好ダッシュから主導権を握ると直線でも先頭を譲らず後続を振り切って優勝した。勝ち時計1分36秒4、鞍上は藤田伸二騎手。同馬はこれで昨年のジャパンCダートに続きGI連勝となった。 　各馬揃ったスタートのなか、好ダッシュを見せたのはトランセンド。そのまま主導権を握るが、2番手でマチカネニホンバレ（牡6、美浦・藤沢和）にぴったりとマークされる厳しい流れに。逃げ争いに加わると思われた3番人気フリオーソ（牡7、船橋・川島正）は、後方15番手からと意外な位置からの競馬となった。直線に入ってマチカネニホンバレとトランセンドとの激しい追い比べになったが、相手を競り落としたトランセンドが抜け出すと、そのまま押し切って先頭でゴールイン。道中は後方に控えていたフリオーソが大外から鋭伸し、勝ったトランセンドには1馬身半及ばなかったものの2着に食い込んでいる。4番人気バーディバーディ（牡4、栗東・池江郎）は中団から脚を渋太く伸ばしたがフリオーソの切れ味に屈し、クビ差の3着。 　勝利ジョッキーインタビューで藤田騎手は「終始突付かれたが、最後まで良く辛抱してくれた。1番人気を背負ったこともあり、1着しか考えていなかった。（ゴール前抜け出したが）ゴールするまでホッとできなかったです。向こう（ドバイ遠征）でも頑張りたい。馬にはありがとう、良く頑張ったと言いたい」と、安堵の表情でコメントを残している。 　配当は単勝350円、馬連1100円、馬単2040円、3連複3200円、3連単12240円。勝ったトランセンドは父ワイルドラッシュ、母シネマスコープ（その父トニービン）という血統。重賞はレパードS、みやこS、ジャパンCダートに続きこれで4勝目。 ※詳しいレース結果はコチラ ※関連リンク ★GI連勝でよろしいやん！　トランセンドの鞍上藤田伸二騎手公式ブログ「藤田伸二の男道」は要チェック！ ★【プロの勝負馬券】◎トラン→○フリオーソで馬単ズバリの石井俊宏など4人のプロが的中！ ★【ビル・ゲッツ】“人気でもトランセンド”と勝ち馬を予言！ ★【ジャパンCダート】トランセンドが逃走劇でGI奪取!! ★【フェブラリーS・追い切りニュース】視線は既にドバイへ　トランセンド