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今週の3歳戦「ここが見どころ」

今週は3歳重賞こそないが、フェブラリーS週にGIと同じコースで行われるダートのオープン特別ヒヤシンスSが組まれている。 デビュー以来3着を外しておらず、前走で500万を勝ち上がったエーシンジェイワン(牡、栗東・西園)。西園師は「府中の広い馬場が合うようで、前走は強い勝ち方をしてくれたね。今週は悪い馬場でも51秒7で駆け上がってきたように、ひと叩きで状態も上向いています。大きな馬で小細工できないタイプ。今回も前での競馬になるだろう。それほど掛かる馬ではないし、血統的にもマイルまでならギリギリもってくれるはず。明け3歳のダートのマイル戦なら、ゆったり流れることが多いので、距離は大丈夫だと思うよ」と話してくれた。 こちらも前走で500万を勝っているラヴィアンクレール(牡、美浦・鈴木伸)。陣営からは「前走を快勝後は山元トレセンに短期放牧。牧場でも追い切ってきましたし、このレースを目標に据えていたので仕上がりは良好です。ゲートの中で暴れた前々走は出遅れながらも終いに鋭く伸びて3着。その反省を受けてゲート練習を入念に行った前走は好位置で流れに乗れたように、どんな競馬でも出来るのがこの馬のセールスポイント。母はアメリカのGIを勝っているように血統も一流ですからね。ダートでは底を見せていませんし、オープンでも引けをとらないはずですよ」と話が聞けた。 芝挑戦で結果が出なかったシゲルソウサイ(牡、栗東・湯窪)の湯窪師からは「やれば動く馬とはいえ、坂路で51秒台。デキ落ちもなくいい状態。前走は2番手の馬に突かれて厳しい展開だったから参考外。今回もハナを主張させるが、ダートなら粘りも違ってくると思う。問題は距離だろうね」とコメントがとれた。 レーザーバレット(牡、美浦・萩原)は好メンバーが揃った前走の500万条件で4コーナー最後方からのゴボウ抜きで、ゴールでは逆に3馬身の差をつける衝撃の内容。その上がりは36秒3と並の3歳馬では到底お目にかかれない数字だ。前走後はここを目標に調整。最終追い切りでは美浦ポリで5Fから63秒2?12秒4を馬なりでマークとデキがさらに上向いていることを印象付けた。選出されればこのあとはドバイに行く予定の期待馬。ここは注目の1戦。 ダートで未勝利、500万と連勝したアタッキングゾーン(牡、美浦・二ノ宮)。三浦助手は「番組の関係で芝を使った前回だが、成績からも現状ではダートの方が合っている。短距離で連勝したように、マイルでの折り合いがカギ。口向きの悪さを騎手が上手く制御してくれれば」と話してくれた。 こぶし賞はPOGでも注目される良血馬アドマイヤセプター(牝、栗東・橋田)が出走してくる。込山助手からは「まだ精神的に弱い。良くなるのは秋以降か、来年かもしれないね。坂路で好時計が出たように潜在能力は確かだから、500万ぐらいは勝って欲しいのだが」と控えめなコメントだったが、素質でクリアする可能性もある。レースぶりに注目しておきたい。 ディープ産駒のダコール(牡、栗東・中竹)はこれまで強い相手と少差の競馬をしてきている。中竹師は「ゲートに課題があるが、流れに乗れれば力は出せるはず。1800m以上になると折り合いに気をつかうだけの競馬になってしまうから、マイルぐらいがいいと思う。前走は間隔が開いて気負いが見られたが、今回は大丈夫。ここを勝って大きいところを、と思っている馬だから」と期待している様子だった。 ビップセレブアイ(牡、栗東・清水久)の清水久師からは「前走は内でゴチャついて力を出せなかったけど、マイルではギリギリ折り合いがついたというのは収穫。前走後は短期放牧に出してリフレッシュできているし、ここを目標に動きも良くなってきた。仕上がりはいいので、今回も折り合いさえつけば頑張ってくれると思っています」とコメントが聞けた。 セントポーリア賞では新馬戦を後方13番手から差し切って勝ったヒカリキャピタル(牡、美浦・池上)をピックアップ。陣営からは「前走は荒削りながらも能力の片鱗を見せてくれました。一度競馬を使ってテンションが上がることを心配したのですが、落ち着きを保てているのは良い傾向ですよ。とはいうものの、まだ気難しい面が残るので、前走のように展開面への注文がついてしまいます。それに、今後に向けて正攻法からの競馬を教えていかなければなりませんし、距離も1800mは1ハロン長いと思います。スムーズならこのクラスに入っても素質は通用するとは思いますが、まずは様子見ですね」と話が聞けた。 その他、ここ2戦は苦戦しているが、未勝利の勝ち方が強かったショウナンバーズ(牡、美浦・国枝)や外国人騎手を配した藤沢和勢のプランスデトワール(牡、美浦・藤沢和)、ラヴェルソナタ(牡、美浦・藤沢和)などにも注目しておきたい。 500万の平場戦からは土曜京都6Rのダート1400m戦に注目。ここは初ダートだった前走で8馬身差の大楽勝劇を演じた女優、アイアムアクトレス(牝、栗東・長浜)が主役を張りそう。陣営からは「前走くらい走ってくれればここでも通用しそう。前走後の稽古も動いているし、状態はいいですよ」とコメント。また前走でこのクラス上位着にきているカラフルデイズ(牝、栗東・藤原英)、ミヤジメーテル(牝、栗東・川村)、「仕上がりよく、距離も大丈夫。昇級戦でも牝馬同士なら」と橋口師が期待するグランス(牝、栗東・橋口)などにも注目だ。 新馬戦からはまず土曜東京2Rのメリーチャン(牝、美浦・畠山吉)。先週の牝馬限定戦を除外されたが、牡馬相手でも勝負になりそうな素質だ。畠山吉師は「除外で1週延びて仕上がりすぎたくらい。稽古で古馬に先着しているように、能力は相当高い。牡馬相手でも全く引けはとらず、新馬勝ちを期待したい」と力が入っていた。 また、同レースのレディスウィフト(牝、美浦・二ノ宮)の二ノ宮師からも「外国のセール出身らしく、筋肉質の体で仕上がり早。抜群のスタートセンスをしているし、二の脚も速いね。調教も古馬の様な迫力ある動きを見せているし、出たとこ勝ちだな。一介のスピード馬ではなく、先々も楽しめると思うよ」とヒットコメントがあった。 日曜東京5Rではカグニザント(牡、美浦・国枝)が楽しみな1頭。国枝師からは「当初は1月9日にデビューさせる予定でいたが、トモの状態がひと息で、順調さを欠いたんだ。ここに来て脚元の不安もなくなり、ビシビシ攻められているよ。センスを感じるし、走ることに前向きなのもいいね。大物感はないが、初戦向きのタイプだと思うよ」と話が聞けた。また、すでにニュースでお伝えしているクラッシーゲイト(牡、美浦・加藤征)も加藤征師が「秘密兵器」と話していた1頭だけに要注目。 日曜京都6Rのディープフィールド(牡、栗東・音無)については竹中助手から「ディープ産駒らしく柔らかくていいキャンターをしている。フットワークが大きいからゆったりした長めの距離が合っていると思う。素質は秘めているので気難しい面を出さなければ」と話が聞けた。 ※関連記事 ★ヒヤシンスSの出走表・指数Xはこちらからこぶし賞の出走表・指数Xはこちらから

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