おしらせ
【日曜阪神9R/すみれS】クラシックへ向け賞金加算を目論む各馬
すみれSは過去にキングカメハメハ、リンカーンなども制しているように、決して“裏路線"という位置付けではない。今年の出走馬は9頭と少ない頭数になったが、どの馬もクラシックへ向け是が非でも賞金を加算したいところ。白熱のゴール前が期待できそうだ。 まずは福寿草特別、梅花賞と、2000m以上の特別戦で2戦連続2着のヴィクトリースター。今週をもって解散する池江郎厩舎の管理馬だ。グランドチャペル(古馬500万)と併せられたポリでの最終追いは、大きく追走しながら半馬身の先着。時計も6F78秒6-1F12秒0(G前追う)なら文句なしだ。「まだ若い面も残る」と村本助手は話していたが、状態は高いレベルで安定している。 ダートで2勝。芝へは初挑戦となるグレープブランデーも好気配。取り消し明けだった前走の反動もなく、この中間も緩めずに乗り込まれている。最終追いは坂路で一杯に追われ、4F52秒4-1F12秒8と、まずまずの時計をマーク。芝克服に一抹の不安はあるものの「跳びがきれいで大きいし、芝も問題ない」と陣営。この課題をクリアするようなら、大舞台も見えてくる。 前走・京成杯は重賞の壁にはね返されたインナージョイも参戦する。その京成杯はスタートで後手を踏み、上がり3Fは36秒1の末脚(メンバー2位)を繰り出すも7着まで。それでも大外から一瞬は突き抜けそうな伸び脚を見せた。この中間は坂路で入念に乗り込まれ、最終追いも坂路で馬なりのまま4F55秒2-1F12秒9。デキは安定しており、ゲートさえまともなら通用してもいいはずだ。 最後にもう1頭、ピエナオリオンを取り上げたい。まだキャリア2戦と浅く、ダートで勝ち上がってきた馬だが、藤沢則師は「凄くきれいなフットワークをしているから、芝でもやれるはず」と、色気を持っている様子。栗東Bコースで行われた最終追いは長めから乗られ、6F80秒5-1F12秒5(一杯)の好時計をマーク。抜群の行きっぷりを見せた。能力的には通用してもおかしくはなく、あとは芝の適性がどうかだけだ。 なお登録のあったブエナビスタの半弟・良血トーセンレーヴは出走を見送り、3月6日(日)に阪神で行われる自己条件・アルメリア賞を目指す。 ※関連リンク ★【メイクデビュー阪神】ペガサスフラッシュがV! 2着にグレープブランデー ★【メイクデビュー東京】ヨン様騎乗のラヴェルソナタが勝利! インナージョイは3着 ★【京成杯】フェイトフルウォーがハナ差抜け出して重賞初V!! ★ディアヴァンドームに騎乗予定・藤田騎手の公式ブログ「藤田伸二の男道」