おしらせ
【中山記念】ヴィクトワールピサが負けられない一戦を迎える
栗東 CW 良 馬なり 83.7-68.3-52.5-38.3-12.2 昨年末の有馬記念でブエナビスタを破り、皐月賞に続いて2つ目の勲章を手にしたヴィクトワールピサ。中山記念の後には世界最高賞金額を誇るドバイワールドC(3月26日、メイダン、GI・AW2000m)への遠征が控えている。“日本のヴィクトワールピサ”から“世界のヴィクトワールピサ”へ。まずは、2011年の始動戦を好発進で決める。 前走後は宮城の山元トレセンで、激戦の疲れを癒すことに専念。帰厩してからは坂路中心のメニューで入念な調整が重ねられた。17日に行われた1週前追い切りでは、本番でも手綱を取るM.デムーロ騎手を背に栗東・ウッドコースで。僚馬ロケットダイヴ(古馬1000万下)との併せ馬で強めに追われると、ラスト1F11秒4と鋭く伸びて2馬身ほど先着フィニッシュした。意欲的な調整で、調子はグーンと上向き。あとは最終追い切りを残すのみとなった。 本日(23日)の最終追い切りは、先週に引き続きM.デムーロ騎手が跨り栗東・ウッドコースで行われた。ロケットダイヴ→ヴィクトワールピサ→クリストフォルス(古馬1000万下)の順で縦列を組む“角居流3頭併せ”で長め6Fから追われると、楽な手応えで前を追走。4コーナー入り口で3頭が横並びになると、そのまま直線の攻防へ。外のロケットダイヴが早々と脱落し、内で最後まで粘りこむクリストフォルス。最後は脚色優勢のままクリストフォルスと同入でケイ古を終えた。先週の太め感も解消し、毛ヅヤの良さが目立つ。デキに抜かりはない。 2週続けて感触を確かめたM.デムーロ騎手は「先週少し太く見えたのでハードに追ったんだ。今朝はそうでもないからサッと」と振り返る。また「動きは良かったし、追えばすぐにでも反応しそうだった。落ち着きがあって、本当に良い状態」と続け、愛馬に満点ジャッジを下した。 大目標のドバイワールドCには、ブエナビスタも参戦を予定。重賞連勝の勢いに乗って、異国の地で決戦といきたいところだ。これまで3戦3勝と相性抜群の中山コースで、昨年の最優秀3歳牡馬が負けられない一戦を迎える。 ※関連リンク ★【有馬記念】皐月賞馬・ヴィクトワールピサがブエナビスタの猛追を凌ぎV ★【皐月賞】ヴィクトワールピサが人気に応えて一冠目を制す ★ドバイ国際競走にブエナビスタやヴィクトワールピサ、ルーラーシップなどが選出 ★中山記念出走各馬の「指数X」は枠順確定後に無料公開!